
今回は、ホームセンターで買える安心安全なキャットフード(ドライ)をまとめました。
個人的なオススメは、
ホームセンターで買える安心安全なキャットフード7選
こちらでは欧米の基準をクリアした国内外のキャットフードをまとめました。
ロイヤルカナン

- 50年以上にわたる実績
- 猫の品種や年齢に特化したフード
- 獣医師からの信頼も厚い
「ロイヤルカナン」は、1968年にフランスで創業した大手ペットフードメーカーです。
特徴は長年の研究に裏打ちされた科学的データを基に設計された高品質フードです。
キャットフードの種類が非常に多く、猫の品種別フード(ペルシャ、メインクーンなど)、年齢別フード(キトン、アダルト、シニア)、病気になった猫が食べる療法食など、健康状態や栄養ニーズに応じた様々な製品があります。
ロイヤルカナンの療法食は、多くの動物病院でオススメされていて、獣医さんからも信頼されている製品です。
ヒルズ

- ストルバイト尿石に配慮
- 科学的に基づいた栄養
- 子猫用・成猫用・高齢猫用に分かれている
「ヒルズ」は、1939年にアメリカで誕生したキャットフードブランドです。
フードはライフステージ別に、子猫12ヶ月まで(妊娠・授乳期の母猫にも)・成猫1~6歳・高齢猫7歳以上・高齢猫11歳以上・高齢猫14歳以上と細かく分かれています。
健康な猫が食べるキャットフードだけでなく、病気になった猫が食べる療法食も展開していて、ヒルズの療法食も動物病院で推奨されることが多いブランドです。
ヒルズのフードは、猫がかかりやすい病気「尿路結石」に配慮しマグネシウムの量が調整されています。
ヒルズでは「返金保証サービス」を提供しています。万が一、商品に満足いかなかった場合は返金してくれるので、安心して商品を試すことができます。
関連:ヒルズ購入レビュー
モンプチ

- 購入しやすい価格帯
- 合成着色料「無添加」
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「モンプチ」は、スイスに本社を置く世界最大の食品飲料メーカー「ネスレ」のペット部門ピュリナが提供するキャットフードです。
ピュリナワンが値上がりし、少し安いフードを探している人にモンプチはオススメです。
安価なフードだと添加物が使用されていることが多いですが、モンプチは無添加になっていたり、着色料は天然由来のものを使用していたり好ポイントです。
第1原材料が動物性タンパク質ではなく「穀類」になっているのは価格的に仕方がないですね。
商品は、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、猫の年齢に合わせたラインアップになっています。
いろいろな味が用意されているので飽きずに食べることができます。
Amazonには「モンプチAmazon限定商品」が販売されています。
Amazonは1年を通してセールがあったり、不定期で開催されるタイムセールなどで、安く購入できるチャンスがあります。
関連:モンプチ購入レビュー
ピュリナ ワン

- 幅広い製品ラインナップ
- 比較的購入しやすい価格帯
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「ピュリナ ワン」もネスレのキャットフードです。
キャットフードは、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、年齢や健康ニーズに応じたラインナップになっています。
種類が豊富なので猫の好みにあったフードが見つかります。
ピュリナワンは、モンプチよりも値段が高いため、第1原材料は肉や魚の動物性タンパク質になっています。
フードは小分けになっているので、美味しさを長く保つことができます。
ピュリナワンは、比較的購入しやすい価格帯で、ホームセンターやネットなど、どこでも売っているところが魅力です。
関連: ピュリナワン購入レビュー
カインズ Pet’sOne

- 大容量で激安
- 全年齢食べられる
- 2種類がAAFCOの基準を満たしている
「Pet’sOne(ペッツワン)」は、ホームセンターのカインズが展開するペット用品を扱うプライベートブランドです。
多頭飼いの人やとにかく安いキャットフードを探している人にオススメです。
Pet’sOneのキャットフードは複数あるのですが、そのうちの「Pet’sOne まぐろ味とチキン味 12kg」と「Pet’sOne お魚とチキン味 8kg」は、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たしています。
「Pet’sOne まぐろ味とチキン味 12kg」は、大袋入りで多頭飼い向きですが、「お魚とチキン味 8kg」は、2kgずつの小袋入りになっているので、1匹~2匹しか飼っていない人でも購入しやすいです。
値段が値段なので、第1原材料は動物性タンパク質にはなっていませんが、安価なフードなのでこの点は仕方がないですね。
カインズより若干値段はアップしますが、コストコだと第1原材料が動物性タンパク質になっています。
【レビュー】カインズのキャットフード「Pet’sOne お魚とチキン味 8kg」【激安】
【レビュー】コストコのキャットフード「カークランド ヘルシーウェイト9kg」【安価で大容量】
アイムス

- 第1または第2原材料が肉類
- 比較的購入しやすい価格帯
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「アイムス」は、アメリカの会社で、比較的購入しやすい価格帯のキャットフードです。
商品によって第1原材料が動物性タンパク質のものと、第2原材料から動物性タンパク質になっているものがあります。
子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、全部で6種類あります。
成猫用のフードは、薄すぎず厚すぎず適度な厚みがある丸型で、しっかり噛んで食べる猫に向いています。
パッケージは小分けになっているので、酸化しにくく美味しい状態をキープできます。
関連:アイムス購入レビュー
ファーストチョイス

- カナダで誕生、日本向けは独自のレシピ
- 酸化を防ぐ個包装
- 成猫1才以上
「ファーストチョイス」は、カナダのペットフードブランドで、日本では防虫剤でおなじみアースグループの一員「アース・ペット株式会社」が販売している商品です。
パッケージは日本語になっていますが、キャットフードはカナダで製造されています。
日本向けは獣医師が日本独自のレシピで栄養バランスを調整しています。
個包装になっているので、鮮度が保てて美味しく食べることができたり、飽きてしまって別のフードにする場合でも酸化しにくい状態で保存することができます。
2024年にリニューアルされ、キャットフードは目的別に4種類になりました。
キャットフードをホームセンターで買うメリット
猫の餌をホームセンターで購入する際のメリットをまとめました。
すぐに入手できる
実店舗だと必要と思った時に、すぐに購入することができます。
実物を見たり触ったりすることもできます。
スーパーへお買い物へ行くついでに立ち寄ったり、ホームセンターはキャットフード以外にも、ペット用品や日用品などを同時に購入できるため時間と手間が省けます。
ネット通販だと必要なものだけを注文して終わりますが、実店舗へ足を運んで店内をぐるっと一周すると、ネット通販だと気づかなかった商品の発見があります。
購入しやすい価格帯の商品が中心
ホームセンターで販売されているキャットフードは、価格が比較的やすい商品がメインに販売されています。
誰もが知っている大手メーカーの商品が中心になっています。
キャットフードをホームセンターで買うデメリット
猫の餌をホームセンターで購入する際のデメリットをまとめました。
重たい荷物を運ぶのが大変
キャットフードをまとめて購入したり、大容量のキャットフードを購入する場合、持ち帰るのが大変です。
オンラインショップでは自宅に配送してくれるため、重たい荷物を持ったり運んだりする必要がないので便利です。
すべてが安全なフードではない
ホームセンターでは、価格重視の商品が多いため、原材料にこだわったプレミアムキャットフードは取り扱っていません。
有名だったり知名度があるメーカーやブランドだからといって安心安全ではないのが現状です。
安いキャットフードと高いキャットフードの違い
安いキャットフードは価格重視で、猫の健康に良くない品質の原材料の使用、人工保存料・着色料・香料などが使用されているケースがあります。
安さ重視のキャットフードだと、もともと肉食動物の猫が必要としている動物性タンパク質の量が少なく、その代わり穀物が多く含まれていることがあり、栄養バランスが偏る可能性があります。
高いキャットフードは、肉や魚などの高品質な動物性タンパク質をたっぷり使用していたり、自然由来の保存料を使用するなど、猫の健康維持に配慮して作られています。
安心安全なキャットフードの選び方
安心安全なキャットフードを選ぶ際のポイント5つまとめました。
欧米の基準をクリアしたフード
こちらの記事でご紹介しているキャットフードの安全性に関しては、欧米の基準をクリアしているかどうかを判断基準にしています。
ペットフードに関しては残念ながら日本は後進国です。
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」という本の著者でミュンヘン大学獣医学部で博士号を取得された獣医師の壱岐田鶴子さんがこの本の中で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になると書いてありました。
それから、我が家の雄猫が尿路結石になった際、獣医さんから原因は安い国産キャットフードだと言われ、「欧米メーカーのキャットフードを選んだほうが良い」とも言われました。
理由は欧米ではペットフードに関する法律があるようなのですが、日本はまだ不十分らしく、安心&安全な原材料が使用されているか分からないとのことでした。
ヨーロッパには、「FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)」という、ヨーロッパのペットフード製造に関するガイドラインを定めている機関があって、ペットフードの品質、安全性、規制の標準化を推進する役割を担っています。
AAFCOとFEDIAFは、どちらもほぼ同等の基準となっているので、欧米メーカーのキャットフードは安全ということになります。
第1原材料が動物性タンパク質のフード
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」で、原材料名は使用量の多い順に記載されていて、そして、第1原材料が穀物ではなく、動物性タンパク質で何のお肉かお魚か記載してあると安心できるとありました。
プレミアムキャットフードのような高級フードだと第1原材料を動物性タンパク質にすることは可能ですが、安価なフードの場合は実現するのは難しく、これは価格的に仕方ありません。
人工添加物が入っていないフード
ペットフードに関する法規制が十分でない日本のフードには、香料・着色料・保存料・酸化防止剤・人工香料などが含まれていることがあります。
獣医さんに言われたのですが、国産キャットフードの特徴として、国産メーカーは海外メーカーよりも美味しくできていて食いつきが違うそうです。
我が家が購入していた安価なキャットフードメーカーの商品は3~4種類あったのですが、どれも食いつきがよく飽きずに何年も食べ続けていました。
日本のキャットフードは、安くても美味しくできているようです。
一方、プレミアムキャットフードは、猫にとって良くない人工的なものは使用せず、自然由来のものを使用している傾向にあります。
その分、値段は高くなってしまうのですが安心安全度はアップします。
遺伝子組換えを使用していないフード
お世話になっている獣医さんに遺伝子組換えは良くないと言われました。
日本では、遺伝子組換えの栽培は行われていませんが、海外(主にアメリカ)ではトウモロコシ・大豆・米などが栽培されています。
日本はアメリカからこれらを輸入しているため、キャットフードに使用されている可能性があります。
グレインフリー(穀物不使用)について
我が家が通っている動物病院の先生の意見は、「遺伝子組換えが使われていたり、猫にアレルギーがなければそこまで気にする必要はない」とのことでした。
なので穀物が多少使用されていることに、そこまで神経質にならなくてもよいのではといった感じでした。
先生曰く、カリカリを作る時に、つなぎの役目として穀物が使用されることもあるんじゃないかと、おっしゃっていました。
獣医さんによって意見は異なるので参考程度にして頂けたらと思います。
グレインフリーは通常のキャットフードより値段が高めになっています。