
今回は、国内ブランドの安全なキャットフード(ドライ)をまとめました。
個人的なオススメは、
国産・国内ブランドの安全なキャットフード6選
キャットフードの安全性は、欧米の基準(FEDIAFまたはAAFCO)を、クリアしているかで判断しました。
犬猫生活(旧レガリエ)

- ノンオイルコーティングでサラッとしている
- AAFCO基準をクリアしたフード
- 粒の大きさは約1~1.5cmの筒型
「犬猫生活」は、Oisix(オイシックス)で、オンラインデパ地下「Oiチカ」の立ち上げ責任者をされていた佐藤淳氏が2018年に立ち上げた新しいキャットフードです。
キャットフードは、獣医師と共同開発した国産無添加で、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしているなど、海外のプレミアムフードと同レベルの安心安全を追求したフードになっています。
一般的なキャットフードは、オイルでコーティングされているので触ったときに手がベタベタするのですが、犬猫生活ではオイルが使われていないのでベタつかずサラッとしています。
ノンオイルコーティングにすることで、酸化するリスクを減らし美味しさを保ってくれる効果があります。
犬猫生活のキャットフードの匂いは、日本人に馴染みのある和風ダシのような香りでした。
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▶ 公式サイトで見る:犬猫生活
▶ 当サイト深堀り記事:犬猫生活の口コミ・評判・安全性
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グランツ(GRANDS)

- FEDIAFとAAFCOの両方の基準をクリア
- 1袋500gの小袋入り
- 低糖質レシピ
「グランツ」は、日本の会社ですが、ペットフード先進国・フランスの老舗メーカーと共同開発し、フランスの工場で製造したプレミアムキャットフードです。
キャットフードは、「FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)」と「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の両方の基準を満たした品質の高い商品です。
味は「チキン」「サーモン」「チキン & サーモン」の3種類あります。
3種類あることで猫が飽きずに食べ続けることができたり、好みが違う猫を複数飼っていても1ヵ所でまとめて購入することができます。
フードは、肥満の原因になる糖質をカットし、肉食動物の猫に必要なタンパク質をたっぷり配合した「高タンパク・低糖質」のキャットフードになっています。
人工保存料を使用しなくても美味しく食べられるよう、パッケージのサイズが「1袋 500g」のジッパー付き小袋に入っています。
粒の大きさは0.7cmぐらいの小粒で、味によって形は違っていて、三角・平たい丸型・厚みのある角張った丸型となっています。
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お試し購入後の定期便の継続は自由です。
▶ 公式サイトで見る:グランツ
▶ 当サイト深堀り記事:グランツの口コミ・評判・安全性
モグニャン

- 白身魚をたっぷり65%使用
- 小粒タイプで全年齢食べられる
- FEDIAFの基準をクリア
「モグニャン」は、日本のメーカーがペットフード先進国イギリスの工場で作った欧米基準のキャットフードです。
欧米基準をクリアした日本メーカーのフードは年々増えてきましたが、モグニャンは先駆け的な存在です。
モグニャンは、お魚を食べ慣れている日本の猫のために、白身魚をたっぷり使ったフードになっています。
お魚系のフードなので、お肉系に比べあっさりしていますが、お魚の匂いを感じることができます。
食べやすい俵型で、子猫からシニア猫までずっと食べ続けることができます。
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▶ 公式サイトで見る:モグニャン
▶ 当サイト購入レポートを見る:モグニャン購入レビュー
カインズ Pet’sOne

- 大容量で激安
- 全年齢食べられる
- 便や尿の臭いを軽減するユッカ抽出エキス配合
Pet’sOne(ペッツワン)は、ホームセンター「カインズ」が展開するペット用品のオリジナルブランドです。
その中でも今回は、数あるキャットフードの中から「安心して与えられる」と確認できた2種類【まぐろ味とチキン味(12kg)】【キャットミール お魚とチキン味(2kg・8kg)】をご紹介します。
「Pet’sOne まぐろ味とチキン味 12kg」は、大袋入りで多頭飼い向きですが、「お魚とチキン味 8kg」は、2kgずつの小袋入りになっていたり、2kg入り商品も販売されているので、1匹~2匹しか飼っていない人でも購入しやすいです。
Pet’sOneのキャットフードの最大の魅力は、なんといっても「価格の安さ」です。
「とにかくコスパ重視でキャットフードを選びたい」という人に、まさにピッタリ。
ただ安いだけでなく、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準をクリアしており、最低限の栄養バランスはきちんと押さえています。
激安フードであるため、動物性タンパク質の含有量は少なめなのは仕方ありません。
第1原材料が動物性タンパク質で、大容量で安いフードを探している人は、カインズより若干値段はアップしますが、コストコのプライベートブランド「カークランド」がオススメです。
値段が値段なので過度な期待はできませんが、とはいえ、この価格で「ユッカ抽出エキス配合」「ローズマリー抽出エキス使用」「AAFCO基準クリア」など、格安キャットフードとしては異例の品質です。
「価格に対して頑張っているフード」と言えます。
▶【カインズ】Pet’sOne キャットフードの口コミ・評判・安全性
▶【カインズ】Pet’sOne お魚とチキン味 8kg 購入レビュー
▶【コストコ】カークランド グレインフリー 8kg 購入レビュー
ロットプレミア

- 小分け包装
- 消臭成分ユッカエキス配合
- 人工着色料・人工保存料不使用
ロットプレミア(LOT PREMIER)は、ペットフード先進国イギリスで製造された高品質なプレミアムキャットフードです。
厳選した食材を使用し、栄養バランスと嗜好性に優れたプレミアムフードとして注目されています。
主原料に鶏肉やサーモンなどの高タンパクな新鮮食材を使用し、猫の嗅覚と食欲を刺激。食いつきの良さにこだわったレシピが魅力です。
フードには、植物由来の成分「ユッカエキス」が配合されており、猫の排泄物の臭いを軽減してくれます。
小粒タイプで子猫からシニア猫まで全年齢の猫が食べやすい形になっているため、フードの切り替えが不要で、一度気に入れば長く継続できるのも魅力です。
キャットフードの種類は、チキン&サーモン味の1種類で、1.8kg(450g×4袋)と3.6kg(450g×8袋)は、小分けの個包装タイプになっており、開封後の酸化を防ぎやすい設計です。
原材料の品質だけでなく、保存性にも配慮されたプレミアムフードです。
▶ 公式サイトで見る:ロットプレミア
▶ 当サイト関連記事:ロットプレミアの口コミ・評判・安全性
エリザベス

- 便の臭いを軽減してくれるユッカシジゲラ配合
- AAFCOとFEDIAFの基準をクリア
- 日本の猫にあわせたお魚味
エリザベス(ELIZABETH)は、日本の会社が開発、ペットフード先進国ベルギーで製造された高級キャットフードです。
キャットフードの種類は、サーモン味の1種類で、主原料は日本の猫が大好きなお魚をたっぷり41%使用しています。
42種類の野菜・フルーツ・ハーブを配合し、免疫力・皮膚・毛並み・関節・歯肉・下部尿路など幅広く健康に気を使ったフード設計になっています。
エリザベスのキャットフードは、オイルコーティングがされていません。
理由は、オイルコーティングをしてしまうと、ベタついたり、表面だけ酸化しやすくなったりするため、無駄な脂肪を使用していません。
粒のサイズは約0.8cmで、不揃いな丸形タイプになっていて、猫が噛んで食べやすい形状になっています。
国産と外国産キャットフードの違い
日本のキャットフードと海外(欧米)のキャットフードの大きな違いは、ペットフードに関する法律です。
日本にもペットフードに関する法律はあるのですが、ペットフード先進国の欧米の方が厳しい傾向にあります。
そのため、国産キャットフードの中には、欧米で使用が禁止されている低品質の原料や危険な添加物が含まれている可能性があります。
安全なキャットフードの選び方 5つのポイント
安心安全なキャットフードを選ぶ際のポイントをまとめました。
欧米の基準をクリアしたフード

こちらの記事でご紹介しているキャットフードの安全性に関しては、欧米の基準をクリアしているかどうかを判断基準にしています。
ペットフードに関しては残念ながら日本は後進国です。
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」という本の著者でミュンヘン大学獣医学部で博士号を取得された獣医師の壱岐田鶴子さんがこの本の中で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になると書いてありました。
それから、我が家の雄猫が尿路結石になった際、獣医さんから原因は安い国産キャットフードだと言われ、「欧米メーカーのキャットフードを選んだほうが良い」とも言われました。
理由は欧米ではペットフードに関する法律があるようなのですが、日本はまだ不十分らしく、安心安全な原材料が使用されているか分からないとのことでした。
ヨーロッパには、「FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)」という、ヨーロッパのペットフード製造に関するガイドラインを定めている機関があって、ペットフードの品質、安全性、規制の標準化を推進する役割を担っています。
AAFCOとFEDIAFは、どちらもほぼ同等の基準となっているので、欧米メーカーのキャットフードは安全ということになります。
第1原材料が動物性タンパク質のフード
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」で、原材料名は使用量の多い順に記載されていて、そして、第1原材料が穀物ではなく、動物性タンパク質で何のお肉かお魚か記載してあると安心できるとありました。
プレミアムキャットフードのような高級フードだと第1原材料を動物性タンパク質にすることは可能ですが、安価なフードの場合は実現するのは難しく、これは価格的に仕方ありません。
遺伝子組み換えを使用していないフード
お世話になっている獣医さんに遺伝子組み換えは良くないと言われました。
日本では、遺伝子組み換えの栽培は行われていませんが、海外(主にアメリカ)ではトウモロコシ・大豆・米などが栽培されています。
日本はアメリカからこれらを輸入しているため、キャットフードに使用されている可能性があります。
人工添加物が入っていないフード
ペットフードに関する法規制が十分でない日本のフードには、香料・着色料・保存料・酸化防止剤などが含まれていることがあります。
獣医さんに言われたのですが、国産キャットフードの特徴として、国産メーカーは海外メーカーよりも美味しくできていて食いつきが違うそうです。
我が家が購入していた安価なキャットフードメーカーの商品は3~4種類あったのですが、どれも食いつきがよく飽きずに何年も食べ続けていました。
日本のキャットフードは、安くても美味しくできているようです。
一方、プレミアムキャットフードは、猫にとって良くない人工的なものは使用せず、自然由来のものを使用している傾向にあります。
その分、値段は高くなってしまうのですが安心安全度はアップします。
グレインフリー(穀物不使用)について
我が家が通っている動物病院の先生に聞いてみたところ、「猫にアレルギーがなければそこまで気にする必要はない」とのことで、そこまで神経質にならなくてもよいのではといった感じでした。
先生曰く、カリカリを作る時に、つなぎの役目として穀物が使用されることもあるんじゃないかと。
あと遺伝子組換えの穀物が使用されているフードはやめたほうがいいとおっしゃっていました。
獣医さんによって意見は異なるので参考程度にして頂けたらと思います。
グレインフリーは通常のキャットフードより値段が高めになっています。
キャットフードに使用される注意したい肉類
安価なキャットフードは、コストを抑えるために「4Dミート」が使用されていることがあります。
4Dミートとは、Dead(死んだ)、Dying(死にかけの)、Diseased(病気の)、Disabled(障害のある)の4つの頭文字「D」で表される質の低い肉のことです。
この4Dミートは、人間の食品には適さないためペットフードに使用されますが、猫にとっても良くありません。
キャットフードに使用される主な添加物
キャットフードに使用される代表的な添加物には以下のようなものがあります。
これらの添加物は、保存性を高めたり、風味を良くするために使用されます。
- 酸化防止剤
- 防腐剤
- 着色料
- 発色剤
- 甘味料
- 保存料
- 香料
- 合成調味料
注意したい添加物の具体名
- BHA(酸化防止剤)
- BHT(酸化防止剤)
- エトキシキン(酸化防止剤)
- 亜硝酸ナトリウム(発色剤・防腐剤)
- フルビル酸カリウム(保存料)
- ソルビン酸カリウム(保存料)
- グリシリジン(甘味料)
- アンモニエート(甘味料)
- 赤色◯号・青色◯号など(着色料)
上記が注意したい主な添加物の名称です。
キャットフードを購入する際、これらの名前を全部覚えてチェックするのは大変です。
なので、パッケージに「AAFCO」または「FEDIAF」の記載があるかをチェックすれば、簡単に安全性をチェックすることができます。
安全な添加物の一例
- ビタミン類(ビタミンC,Eなど)
- ミネラル類(タウリン,銅,鉄など)
上記は安全とされる添加物の一部です。
添加物というと悪い印象を持つ人が多いかもしれませんが、すべての添加物が危険というわけではありません。
添加物によっては、栄養バランスを整えたり、保存性を高めるために使用されます。
「添加物 = 悪」ではない
酸化防止剤や防腐剤は、キャットフードの劣化を防ぐために必要で、特にドライフードには必ず含まれています。
重要なのは使用されている添加物の種類です。
酸化防止剤として、エトキシキン・BHA(ブチルヒドロキシアニソール)・BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)を使用するのではなく、ビタミンC・ビタミンE・自然派成分のローズマリー抽出物などを使っている場合は安全です。
可能な限り不要な添加物が含まれていないものを選ぶことが大切です。
市販の安い国産キャットフードのメリット・デメリット
先にお伝えしたように、国産フードを選ぶ際は注意が必要です。
残念ながら、「国産だから安全」とか、「知名度があるから安全」ではありません。
メリット
- 価格が安い
- どこにでも売っている
- 海外産より美味しくできている
国産キャットフードの最大のメリットは、価格ではないでしょうか。
購入しやすい価格帯で、ホームセンターやドラッグストア、ネット通販など、あらゆるところで販売されています。
しかし、安価な国産キャットフードを選ぶ場合は、猫の健康に良くない原材料や添加物が使用されているかもしれないので、パッケージに「AAFCO」または「FEDIAF」の記載があるかチェックする必要があります。
デメリット
- 低品質の肉類を使用している可能性
- 危険な添加物を使用している可能性
- 遺伝子組換え作物を使用している可能性
- 病気になると治療費や療法食の費用がかさむ
猫の健康に良くない原材料や添加物が入ったキャットフードを食べ続けていると、我が家の猫のように尿路結石になります。
特に雄猫は雌猫に比べ尿道が細いらしく詰まりやすいようです。
尿路結石になると、普通のキャットフードではなく、病気になった猫が食べる療法食を購入しなければなりません。
この療法食が激高です。
病院代だけでなく、餌代にもお金がかかります。
我が家が購入している「ロイヤルカナン 猫用 ユリナリーS/O オルファクトリー」は、以前は、4kgで5,400円ぐらいでしたが、現在は価格が高騰して、4kgで9,500円ぐらいします。
獣医さんからは、これからはずっと療法食を食べるようにと言われました。
尿路結石はなると大変なので、コスパだけでなく、安全なキャットフードを選ぶことをオススメします。
安いキャットフードとプレミアムキャットフードの違い
「プレミアムキャットフード」とは、明確な基準があるわけではないのですが、一般的に高品質な原材料を使用した安全性の高いキャットフードのことです。
価格は高めで、品質と安全性が重視されています。
「プレミアムキャットフード = 安心安全なキャットフード」という意味ではないので、商品の原材料や添加物をチェックしましょう。
安心安全なキャットフードの選び方まとめ
- 欧米の基準をクリアしたフード
- 第1原材料が動物性タンパク質のフード
- 危険な添加物を使用していないフード
- 遺伝子組換えを使用していないフード