
今回は、ペット先進国ヨーロッパのキャットフードブランドをまとめました。
個人的なオススメは、
- お肉系なら:アランズ ナチュラル
- お魚系なら:カナガン
- 有名メーカーなら:ロイヤルカナン
- お手頃価格なら:モンプチ
です。
ペット先進国ヨーロッパのキャットフード13選
ヨーロッパのキャットフードの特徴は、ペットフードの品質・安全性基準・栄養ガイドラインなどの基準が制定されているところです。
【イギリス】アランズ ナチュラル

- 原材料はわずか10種類
- 土壌成分まで徹底管理
- 穀物・乳製品・牛豚肉不使用
「アランズ」は、自然素材にこだわったイギリス発のキャットフードです。
原材料は厳選された10種類のみが使用されたシンプルな自然派レシピで、野生の猫が自然の中で食べていたものを出来る限り忠実に再現しています。
第1原材料は、もともと肉食である猫のために、放し飼いでストレスなく育ったチキンとターキーがたっぷり70%も使われた肉肉しいキャットフードに仕上がっています。
アレルギーの原因になりやすいと言われている、穀物・乳製品・牛豚肉は、使っていません。
グレインフリー(穀物不使用)、香料・着色料不使用だけでなく、土壌成分まで徹底管理された安全な野菜類を使用するなど徹底しています。
▶ 公式サイトで見る:アランズ ナチュラル
▶ 当サイト深堀り記事:アランズ ナチュラルの口コミ・評判・安全性
【イギリス】カナガン

- チキン味とサーモン味の2種類
- 動物性タンパク質が60%以上使用
- 人間が食べられるレベルの肉や魚を使用
「カナガン」は、イギリス産 高級キャットフードで、世界45カ国で販売されています。
カナガンの生産者は、英国エリザベス女王にも認められ、2017年に「The Queen’s Award for Emterprise : International Trade」を受賞した実績のある会社です。
味は「チキン」と「サーモン」の2種類で、香りが強めのフードになっています。
使用している食材は、放し飼いでストレスなく育ったチキンの新鮮な生肉、新鮮な生のサーモンやマスなど上質なものを厳選しています。
粒の大きさは、チキン味が約1cmの程よい厚みのある丸型で、サーモン味は約0.7cmの丸型の小粒になっています。
お手頃価格のフードでは実現できない高品質のキャットフードです。
公式サイトから【定期コース】を申し込むと10%~20%オフになりお得に購入できます。
▶ 公式サイトで見る:カナガン
▶ 当サイト深堀り記事:カナガンの口コミ・評判・安全性
▶ 当サイト購入レポートを見る:カナガン購入レビュー
【イギリス】マックアダムズ

- 偏食克服を目指すフード
- 全額返金保証制度あり
- 全年齢食べられる
「マックアダムズ」は、”偏食克服”を目指すフードで、イギリス発のプレミアムペットフードブランドです。
飼い猫がキャットフードを全然食べてくれない、好き嫌いが激しいといった猫ちゃん向けに作られたのがマックアダムズです。
原材料の50%以上を放し飼いチキン丸鶏とターキーを使用、本来肉食の猫のために肉肉しいフードに仕上げています。
キャットフードの製造も工夫されていて、オーブンでじっくり低温で焼き上げることで香ばしい風味と美味しさを実現しています。
どうしても猫が食べてくれなかった場合は、【定期便】で注文した人を対象に「全額返金保証」があるので、お金を無駄にしてしまうことがありません。
マックアダムズには少量のお試しサンプルがないので、「全額返金保証」がお試しサンプルの役割になっています。
▶ 公式サイトで見る:マックアダムズ
▶ 当サイト深堀り記事:マックアダムズの口コミ・評判・安全性
【イギリス】ジャガー

- 匂いが強めのフード
- 動物性原材料を約80%使用
- 粒の大きさは約1cmのドーナツ型
「ジャガー」は、ペット先進国イギリスの工場で製造された超高タンパク質のキャットフードです。
チキン・鴨・サーモン・マスなどの動物性タンパク質を約80%も使用していて、最強レベルの肉肉しさです。
お肉の香りがしっかり感じられるため、猫の食欲をしっかり刺激してくれます。
猫はそもそも肉食動物なので、そんな猫にピッタリなフードです。
粒は1cm強の大粒で、少し厚みがある丸いドーナツ型になっているので噛み応えがあります。
ジャガーは安価なキャットフードでは実現できない非常に肉肉しいフードに仕上がっています。
▶ 公式サイトで見る:ジャガー
▶ 当サイト深堀り記事:ジャガーの口コミ・評判・安全性
▶ 当サイト購入レポートを見る:ジャガー購入レビュー
【イギリス】フィッシュ4キャット

- 鮮魚を65.5%配合
- グレインフリー(穀物不使用)
- 全年齢食べられる
「フィッシュ4キャット」は、イギリス発のキャットフードブランドで、名前の通り魚を主原料としたフードです。
魚を主原料にしている理由は、魚のタンパク質は肉のタンパク質より消化吸収に優れている点と、低脂肪で低カロリーなので体重管理に適している食材ということから選ばれているようです。
フレーバーは、「サーモン」「サバ」「イワシ」の3種類で、どれも主原料の魚が50%以上配合されています。
魚味に慣れ親しんだ日本の猫にピッタリなキャットフードです。
【フランス】ロイヤルカナン

- 50年以上にわたる実績
- 猫の品種や年齢に特化したフード
- 獣医師からの信頼も厚い
「ロイヤルカナン」は、1968年にフランスで創業した大手ペットフードメーカーです。
特徴は長年の研究に裏打ちされた科学的データを基に設計された高品質フードです。
キャットフードの種類が非常に多く、猫の品種別フード(ペルシャ、メインクーンなど)、年齢別フード(キトン、アダルト、シニア)、病気になった猫が食べる療法食など、健康状態や栄養ニーズに応じた様々な製品があります。
ロイヤルカナンの療法食は、多くの動物病院でオススメされていて、獣医さんからも信頼されている製品です。
【スイス】モンプチ

- 購入しやすい価格帯
- 合成着色料「無添加」
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「モンプチ」は、スイスに本社を置く世界最大の食品飲料メーカー「ネスレ」が提供するキャットフードです。
ピュリナワンが値上がりし、少し安いフードを探している人にモンプチはオススメです。
安価なフードだと添加物が使用されていることが多いですが、モンプチは無添加になっていたり、着色料は天然由来のものを使用していたり好ポイントです。
第1原材料が動物性タンパク質ではなく「穀類」になっているのは価格的に仕方がないですね。
商品は、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、猫の年齢に合わせたラインアップになっています。
いろいろな味が用意されているので飽きずに食べることができます。
Amazonには「モンプチAmazon限定商品」が販売されています。
Amazonは1年を通してセールがあったり、不定期で開催されるタイムセールなどで、安く購入できるチャンスがあります。
関連:モンプチ購入レビュー
【スイス】ピュリナ ワン

- 幅広い製品ラインナップ
- 比較的購入しやすい価格帯
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「ピュリナ ワン」も「ネスレ」のキャットフードです。
キャットフードは、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、年齢や健康ニーズに応じたラインナップになっています。
ピュリナワンは、モンプチよりも値段が高いため、第1原材料は肉や魚の動物性タンパク質になっています。
フードは小分けになっているので、美味しさを長く保つことができます。
ピュリナワンは、安心安全なキャットフードの中では購入しやすい価格帯で、毎日継続しやすいところが魅力です。
関連: ピュリナワン購入レビュー
【ベルギー】ブラバンソンヌ

- 匂いが弱めのフード
- 便の臭いを軽減してくれるユッカ抽出物配合
- 公式サイト定期コース利用でお得に購入できる
「ブラバンソンヌ」は、洗練されたパッケージデザインが目を引くベルギー発のプレミアムキャットフードです。
今まで購入したキャットフードの中で一番といっていいほど匂いが弱かったです。
ニオイが弱く食欲をそそらないのかなと思っていたのですが、我が家の猫の食いつきは非常に良かったです。
「ユッカ抽出物」は、シニア猫用以外すべてに配合されています。
ユッカ抽出物は腸管内の内容物の臭いを吸着し、便の臭いを軽減してくれます。
欧米のプレミアムキャットフードでも、ユッカ抽出物が配合されている商品は意外と少ないです。
キャットフードの周りに粉が付いていないので、歯石がたまりにくい点も良いですね。
公式サイトの定期コースで注文すると5%~10%オフの割引価格で購入できます。
縛りはなく、いつでも一時休止・再開・解約をすることができます。
Amazonでも定期便はあるのですが、予告なく値段が上がったりするので、公式サイトだと値段が変動することがないので安心です。
▶ 公式サイトで見る:ブラバンソンヌ
▶ 当サイト深堀り記事:ブラバンソンヌの口コミ・評判・安全性
▶ 当サイト購入レポートを見る:ブラバンソンヌ購入レビュー
【イタリア】エルモ

- 大学と連携した動物栄養学研究
- すべての原材料がイタリア産
- 子猫用・成猫用に分かれている
「エルモ」は、イタリアのブランドで、高品質の原材料を使用し、動物栄養学の研究に基づいて開発されたプレミアムキャットフードです。
動物栄養学は、トリノ大学・ボローニャ大学と連携し研究を行っています。
アレルギーにも配慮されていて、鶏肉の他にウサギ肉やサーモンなどアレルギーを起こしにくい主原料を使用したグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードです。
ペットの健康を考えて、人工の着色料・保存料は使用せず、ローズマリーからの抽出物を保存料に使用、天然由来の成分を活用することで安心安全にこだわっています。
関連:エルモ購入レビュー
【ドイツ】ハッピーキャット

- 高品質の乾燥肉を使用
- 遺伝子組み換え作物は不使用
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
ハッピーキャット (HAPPY CAT) は、ドイツ・バイエルンの自社工場で製造されている高品質キャットフードです。
ハッピーキャットの特徴は、自然の恵みを生かしたレシピです。
人間用食品と同じ厳しい基準で選ばれた天然素材を使用し、主原料には良質なお肉や魚、消化を助けるハーブや植物オイルを配合。
シリーズが豊富で、コンプリートフード(総合栄養食)から療法食まで幅広く対応しており、猫の年齢や体質、健康状態に合わせて選べます。
去勢・避妊後の猫の体重管理に特化した「ステアライズド」には、排泄物の臭い軽減してくれる消臭成分「ユッカシジゲラ」が配合されています。
容量展開も豊富で、少量タイプから大容量まで揃っているので、お試し購入しやすいのが魅力です。
ハッピーキャットは、添加物不使用で、自然志向の飼い主さんに人気のヨーロッパ産プレミアムフードです。
▶ 公式サイトで見る:ハッピーキャット
▶ 当サイト関連記事:ハッピーキャットの口コミ・評判・安全性
【ドイツ】ワイルドランド

- レバー・肺・胃袋などの高品質の内臓も使用
- グルテンフリー穀物不使用
- 子猫用・成猫用に分かれている
「ワイルドランド」は、新鮮なお肉と天然素材を使用したドイツ発のキャットフードです。
猫が自然界で捕食する食事に近づけることを目指して、食材の選択やレシピを工夫しています。
肉食動物である猫のために、動物性タンパク質を豊富に使用、レバー、肺、胃袋などの高品質の内臓も含まれています。
キャットフードには野生のハーブも使用されています。
ハーブを使用する理由は、猫の祖先も肉や栄養価の高い内臓を中心に、獲物の胃の内容物を通して野菜や果物、ベリー類、根菜類、ハーブなど一緒に食べていたためです。
【ドイツ】ジョセラ

- 栄養士・獣医師・農学者のチーム体制で開発
- 10kg大容量の大型パックがある
- 子猫用・成猫用・高齢猫用に分かれている
「ジョセラ」は、80年以上の歴史を持つドイツのペットフードメーカーで、ドイツの自社工場で100%製造されたキャットフードです。
キャットフードの種類が豊富で、年齢別や体調別(アレルギーを持つ成猫用・消化器が敏感な成猫用・肥満気味な成猫用・グレインフリー・毛玉ケア他)など多様なニーズに対応するための製品が用意されています。
高品質で自然の材料のみを使用しており、人工着色料・香料・防腐剤・遺伝子組換え成分・砂糖・乳製品・大豆または小麦を使用していません。
容量は400gのお試しの少量パッケージから、2kgの通常サイズ、大容量の10kgタイプまでそろっています。
ヨーロッパのキャットフードが安全な理由
ヨーロッパと日本のキャットフードの大きな違いは、ペットフードに関する法律です。
我が家の雄猫が尿路結石になった際、獣医さんから原因は安い国産キャットフードだと言われました。
当時、3kgで900円ぐらいのホームセンターで買った安い国産フードをあげていました。
獣医さんからは「欧米メーカーのキャットフードを選んだ方が良い」と言われました。
理由は、欧米ではペットフードに関する法律があるのですが、日本は不十分らしく、安心&安全な原材料が使用されているか分からないとのことでした。
我が家は複数の動物病院を利用しているのですが、どの先生も同じことをおっしゃっていました。
海外メーカーのフードが良いというのは、獣医師の方々にとっては共通認識といった感じのようでした。
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)とは
「FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)」は、ヨーロッパのペットフードの栄養基準や製造に関するガイドラインを定めている機関です。
ペットフードの品質、安全性、規制の標準化を推進する役割を担っており、ペットフード製造工場の認定も行っています。
アメリカにも「AAFCO(米国飼料検査官協会)」という、FEDIAFと同じような機関があります。
FEDIAFとAAFCOは、どちらもほぼ同等の基準となっているので、欧米メーカーのキャットフードは安全ということになります。
参考:諸外国でのペットフードの 安全確保状況について(PDF)|農林水産省
国産キャットフードの特徴と傾向
日本はペットフードに関する法規制が十分でないため、残念ながらペットフードに関しては後進国です。
以下のことは、すべての国産フードに当てはまるわけではありません。
海外メーカーよりも美味しくできている
お世話になっている獣医さんに言われたのですが、国産メーカーは海外メーカーよりも美味しくできていて食いつきが違うそうです。
我が家が購入していた安価なキャットフードメーカーの商品は3~4種類あったのですが、どれも食いつきがよく飽きずに何年も食べ続けていました。
獣医さんから欧米メーカーのフードが良いと言われ、いろいろ試したのですが、我が家の猫の場合、海外のプレミアムキャットフードは動物性タンパク質が多く含まれているため食いつきが良かったのですが、購入しやすい価格帯のものは食いつきが悪いフードが一部ありました。
日本のキャットフードは、安くても美味しくできているようです。
近年では、日本のキャットフードブランドでも欧米の工場で生産したり、欧米の基準をクリアしているフードが増えてきたので、これは良い傾向ですね。
以下の3ブランドは欧米の基準をクリアした日本のキャットフードです。
低品質の肉類を使用している可能性
安価なキャットフードは、コストを抑えるために「4Dミート」が使用されていることがあります。
4Dミートとは、Dead(死んだ)、Dying(死にかけの)、Diseased(病気の)、Disabled(障害のある)の4つの頭文字「D」で表される質の低い肉のことです。
この4Dミートは、人間の食品には適さないためペットフードに使用されますが、猫にとっても良くありません。
危険な添加物の使用の可能性
ペットフードに関する法規制が十分でない日本のフードには、香料・着色料・保存料・酸化防止剤・人工香料などが含まれていることがあります。
安いキャットフードは、低品質の肉が使用されているにもかかわらずナゼ食いつきがいいのかというと、様々な添加物を使用することで香りをごまかしているそうです。
安いキャットフードと高級キャットフードでは香りが全然違っていて、安いキャットフードはケミカルな香りがします。
遺伝子組み換え作物使用の可能性
獣医さんには遺伝子組み換えを使ったフードはやめた方がいいと言われました。
日本では、遺伝子組み換えの栽培は行われていませんが、海外(主にアメリカ)ではトウモロコシ・大豆・米などが栽培されています。
日本はアメリカからこれらを輸入しているため、キャットフードに使用されている可能性があります。
安心安全なキャットフードの選び方まとめ
- 欧米の基準をクリアしたフード
- 第1原材料が動物性タンパク質のフード
- 人工添加物や遺伝子組換えを使用していないフード