
今回は、ペット先進国ヨーロッパのキャットフードブランド(ドライ)をまとめました。
個人的なオススメは、
ペット先進国ヨーロッパのキャットフード13選
ヨーロッパのキャットフードの特徴は、ペットフードの品質・安全性基準・栄養ガイドラインなどの基準が制定されているところです。
【イギリス】カナガン

- お肉・お魚が60%以上
- グレインフリー(穀物不使用)
- 全年齢が食べられる
「カナガン」は、イギリスのキャットフードで、原材料の60%以上をお肉やお魚などの動物性タンパク質が使用されています。
味は「チキン」と「サーモン」の2種類で、香りは強めなので猫の食欲をそそります。
使用されている生肉のチキンや生のサーモンは、人間が食べられるほどの新鮮で上質なものが使用されています。
お手頃価格のフードでは実現できない高品質のキャットフードです。
公式サイトから「定期コース」を申し込むと10%~20%OFFになりお得に購入できます。
フードがたまってきて少しお休みしたい場合は、いつでも解約したり再開することができます。
▶ 公式サイトで見る:カナガン
▶ 当サイト購入レポートを見る:カナガン購入レビュー
【イギリス】アランズ ナチュラル

- 原材料はわずか10種類
- 土壌成分まで徹底管理
- 穀物・乳製品・牛豚肉不使用
「アランズ」は、自然素材にこだわったイギリス発のキャットフードです。
原材料は厳選された10種類のみが使用されたシンプルな自然派レシピで、野生の猫が自然の中で食べていたものを出来る限り忠実に再現しています。
第1原材料は、もともと肉食である猫のために、放し飼いでストレスなく育ったチキンとターキーがたっぷり70%も使われた肉肉しいキャットフードに仕上がっています。
アレルギーの原因になりやすいと言われている、穀物・乳製品・牛豚肉は、使っていません。
グレインフリー(穀物不使用)、香料・着色料不使用だけでなく、土壌成分まで徹底管理された安全な野菜類を使用するなど徹底しています。
▶ 公式サイトで見る:アランズ ナチュラル
▶ 関連記事:アランズ ナチュラルの口コミや安全性をチェック
【イギリス】マックアダムズ

- 偏食克服を目指すフード
- 全額返金保証制度あり
- 全年齢食べられる
「マックアダムズ」は、イギリス発のプレミアムペットフードブランドで、”偏食克服”を目指すフードです。
飼い猫がキャットフードを全然食べてくれない、好き嫌いが激しいといった猫ちゃん向けに作られたのがマックアダムズです。
原材料の50%以上を放し飼いチキン丸鶏とターキーを使用、本来肉食の猫のために肉肉しいフードに仕上げています。
キャットフードの製造も工夫されていて、オーブンでじっくり低温で焼き上げることで香ばしい風味と美味しさを実現しています。
定期コースで注文した場合は、万が一、飼い猫が食べなかったら「全額返金」してくれます。
定期コースは1度注文したあといつでもお休みや解約ができ、1個からの注文でも15%~20%OFFでお得に購入できます。
▶ 公式サイトで見る:マックアダムズ
▶ 関連記事:マックアダムズの口コミや安全性をチェック
【イギリス】ジャガー

- 動物性原材料を約80%使用
- グレインフリー(穀物不使用)
- 全年齢食べられる
「ジャガー」は、ペット先進国イギリスの工場で製造された高タンパク質キャットフードです。
チキン・鴨・サーモン・マスなどの動物性タンパク質を約80%も使用しています。
フードの香りはしっかり強めなので、猫のテンションが上がります。
粒は1cm強の大粒で、少し厚みがある丸いドーナツ型になっているので噛み応えがあります。
ジャガーは安価なキャットフードでは実現できない非常に肉肉しいフードに仕上がっています。
▶ 公式サイトで見る:ジャガー
▶ 当サイト購入レポートを見る:ジャガー購入レビュー
【イギリス】フィッシュ4キャット

- 鮮魚を65.5%配合
- グレインフリー(穀物不使用)
- 全年齢食べられる
「フィッシュ4キャット」は、イギリス発のキャットフードブランドで、名前の通り魚を主原料としたフードです。
魚を主原料にしている理由は、魚のタンパク質は肉のタンパク質より消化吸収に優れている点と、低脂肪で低カロリーなので体重管理に適している食材ということから選ばれているようです。
フレーバーは、「サーモン」「サバ」「イワシ」の3種類で、どれも主原料の魚が50%以上配合されています。
魚味に慣れ親しんだ日本の猫にピッタリなキャットフードです。
【フランス】ロイヤルカナン

- 50年以上にわたる実績
- 猫の品種や年齢に特化したフード
- 獣医師からの信頼も厚い
「ロイヤルカナン」は、1968年にフランスで創業した大手ペットフードメーカーです。
特徴は長年の研究に裏打ちされた科学的データを基に設計された高品質フードです。
キャットフードの種類が非常に多く、猫の品種別フード(ペルシャ、メインクーンなど)、年齢別フード(キトン、アダルト、シニア)、病気になった猫が食べる療法食など、健康状態や栄養ニーズに応じた様々な製品があります。
ロイヤルカナンの療法食は、多くの動物病院でオススメされていて、獣医さんからも信頼されている製品です。
【スイス】モンプチ

- 購入しやすい価格帯
- 合成着色料「無添加」
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「モンプチ」は、スイスに本社を置く世界最大の食品飲料メーカー「ネスレ」のペット部門ピュリナが提供するキャットフードです。
ピュリナワンが値上がりし、少し安いフードを探している人にモンプチはオススメです。
安価なフードだと添加物が使用されていることが多いですが、モンプチは無添加になっていたり、着色料は天然由来のものを使用していたり好ポイントです。
第1原材料が動物性タンパク質ではなく「穀類」になっているのは価格的に仕方がないですね。
商品は、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、猫の年齢に合わせたラインアップになっています。
いろいろな味が用意されているので飽きずに食べることができます。
Amazonには「モンプチAmazon限定商品」が販売されています。
Amazonは1年を通してセールがあったり、不定期で開催されるタイムセールなどで、安く購入できるチャンスがあります。
関連:モンプチ購入レビュー
【スイス】ピュリナ ワン

- 幅広い製品ラインナップ
- 比較的購入しやすい価格帯
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「ピュリナ ワン」も「ネスレ」のキャットフードです。
キャットフードは、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれていて、年齢や健康ニーズに応じたラインナップになっています。
ピュリナワンは、モンプチよりも値段が高いため、第1原材料は肉や魚の動物性タンパク質になっています。
フードは小分けになっているので、美味しさを長く保つことができます。
第1原材料はお肉やお魚といった動物性タンパク質が使用されています。
ピュリナワンは、安心安全なキャットフードの中では購入しやすい価格帯で、毎日継続しやすいところが魅力です。
関連: ピュリナワン購入レビュー
【ベルギー】ブラバンソンヌ

- 便の臭いを軽減してくれるユッカ抽出物配合
- グレインフリー(穀物不使用)
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「ブラバンソンヌ」は、洗練されたパッケージデザインが目を引くベルギー発のプレミアムキャットフードです。
今まで購入したキャットフードの中で一番といっていいほどニオイが弱かったです。
ニオイが弱く食欲をそそらないのかなと思っていたのですが、猫の食いつきは非常に良かったです。
子猫用と成猫用には、消臭成分ユッカ抽出物が配合されており、便の臭いを軽減してくれます。
キャットフードの周りに粉が付いていないので、歯石がたまりにくい点も良いですね。
公式サイトから注文すると定期便を利用できるので便利です。
Amazonでも定期便はあるのですが、予告なく値段が上がることがあるので心臓に悪いですが、公式サイトだと値段が変動することがないので安心です。
▶ 公式サイトで見る:ブラバンソンヌ
▶ 当サイト購入レポートを見る:ブラバンソンヌ購入レビュー
【イタリア】エルモ

- 大学と連携した動物栄養学研究
- すべての原材料がイタリア産
- 子猫用・成猫用に分かれている
「エルモ」は、イタリアのブランドで、高品質の原材料を使用し、動物栄養学の研究に基づいて開発されたプレミアムキャットフードです。
動物栄養学は、トリノ大学・ボローニャ大学と連携し研究を行っています。
アレルギーにも配慮されていて、鶏肉の他にウサギ肉やサーモンなどアレルギーを起こしにくい主原料を使用されたグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードです。
ペットの健康を考えて、人工の着色料・保存料は使用せず、ローズマリーからの抽出物を保存料に使用、天然由来の成分を活用することで安心安全にこだわっています。
関連:エルモ購入レビュー
【ドイツ】ハッピーキャット

- 高品質の乾燥肉を使用
- 遺伝子組み換え作物は不使用
- 子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれている
「ハッピーキャット」は、ドイツの無添加でナチュラルなキャットフードで、地元で調達した新鮮で安全な食材を使用し、バイエルンの工場で製造されています。
フードの種類が豊富で、「お腹が弱い」「皮膚・被毛ケアをしたい」「腎臓ケアをしたい」といったお悩み別で飼い猫にあったフードを探すことができます。
ハッピーキャットのこだわりは、水分を含まない乾燥したお肉を使用しているところです。
理由は、生肉には約70%の水分が含まれていて、乾燥して水分を取り除くことで、旨味と栄養素が凝縮された高タンパク質なキャットフードに仕上がるようです。
ドイツではハーブが身近な存在で、健康維持にカモミール・タンポポ・ローズマリー他、様々なハーブが使用されています。
フードの種類が多く、チキン味、鴨味、サーモン味、ビーフ味、ラム味、トラウト味など、飽きずに食べ続けることができます。
▶ 公式サイトで見る:ハッピーキャット
▶ 当サイト購入レポートを見る:ハッピーキャット購入レビュー
【ドイツ】ワイルドランド

- レバー・肺・胃袋などの高品質の内臓も使用
- グルテンフリー穀物不使用
- 子猫用・成猫用に分かれている
「ワイルドランド」は、新鮮なお肉と天然素材を使用したドイツ発のキャットフードです。
猫が自然界で捕食する食事に近づけることを目指して、食材の選択やレシピを工夫しています。
肉食動物である猫のために、動物性タンパク質を豊富に使用、レバー、肺、胃袋などの高品質の内臓も含まれています。
キャットフードには野生のハーブも使用されています。ハーブを使用する理由は、猫の祖先も肉や栄養価の高い内臓を中心に、獲物の胃の内容物を通して野菜や果物、ベリー類、根菜類、ハーブなど一緒に食べていたためです。
【ドイツ】ジョセラ

- 栄養士・獣医師・農学者のチーム体制で開発
- 10kg大容量の大型パックがある
- 子猫用・成猫用・高齢猫用に分かれている
「ジョセラ」は、80年以上の歴史を持つドイツのペットフードメーカーで、ドイツの自社工場で100%製造されたキャットフードです。
キャットフードの種類が豊富で、年齢別や体調別(アレルギーを持つ成猫用・消化器が敏感な成猫用・肥満気味な成猫用・グレインフリー・毛玉ケア他)など多様なニーズに対応するための製品が用意されています。
高品質で自然の材料のみを使用しており、人工着色料・香料・防腐剤・遺伝子組換え成分・砂糖・乳製品・大豆または小麦を使用していません。
容量は400gのお試しの少量パッケージから、2kgの通常サイズ、大容量の10kgタイプまでそろっています。
ヨーロッパのキャットフードが安全な理由
ヨーロッパと日本のキャットフードの大きな違いは、ペットフードに関する法律です。
我が家の雄猫が尿路結石になった際、獣医さんから原因は安い国産キャットフードだと言われました。
当時、3kgで900円ぐらいのホームセンターで買った安い国産フードをあげていました。
獣医さんからは「欧米メーカーのキャットフードを選んだ方が良い」と言われました。
理由は、欧米ではペットフードに関する法律があるのですが、日本は不十分らしく、安心&安全な原材料が使用されているか分からないとのことでした。
我が家は複数の動物病院を利用しているのですが、どの先生も同じことをおっしゃっていました。
海外メーカーのフードが良いというのは、獣医師の方々にとっては共通認識といった感じのようでした。
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)とは
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)は、ヨーロッパのペットフード製造に関するガイドラインを定めている機関で、ペットフードの品質、安全性、規制の標準化を推進する役割を担っています。
アメリカにも「AAFCO(米国飼料検査官協会)」という、FEDIAFと同じような機関があります。
FEDIAFとAAFCOは、どちらもほぼ同等の基準となっているので、欧米メーカーのキャットフードは安全ということになります。
参考:諸外国でのペットフードの 安全確保状況について(PDF)|農林水産省
国産キャットフードの特徴と傾向
日本はペットフードに関する法規制が十分でないため、残念ながらペットフード後進国です。
以下のことは、すべての国産フードに当てはまるわけではありません。
海外メーカーよりも美味しくできている
お世話になっている獣医さんに言われたのですが、国産メーカーは海外メーカーよりも美味しくできていて食いつきが違うそうです。
我が家が購入していた安価なキャットフードメーカーの商品は3~4種類あったのですが、どれも食いつきがよく飽きずに何年も食べ続けていました。
獣医さんから欧米メーカーのフードが良いと言われ、いろいろ試したのですが、我が家の猫の場合、プレミアムキャットフードは動物性タンパク質が多く含まれているため食いつきが良かったのですが、購入しやすい価格帯のものは食いつきが悪いフードが一部ありました。
日本のキャットフードは、安くても美味しくできているようです。
近年では、日本のキャットフードブランドでも欧米の工場で生産したり、欧米の基準をクリアしているフードが増えてきたので、これは良い傾向ですね。
以下の3ブランドは欧米の基準をクリアしています。
低品質の肉類を使用している可能性
安価なキャットフードは、コストを抑えるために「4Dミート」が使用されていることがあります。
4Dミートとは、Dead(死んだ)、Dying(死にかけの)、Diseased(病気の)、Disabled(障害のある)の4つの頭文字「D」で表される質の低い肉のことです。
この4Dミートは、人間の食品には適さないためペットフードに使用されますが、猫にとっても良くありません。
危険な添加物の使用の可能性
ペットフードに関する法規制が十分でない日本のフードには、香料・着色料・保存料・酸化防止剤・人工香料などが含まれていることがあります。
安いキャットフードは、低品質の肉が使用されているにもかかわらずナゼ食いつきがいいのかというと、様々な添加物を使用することで香りをごまかしているそうです。
安いキャットフードと高級キャットフードでは香りが全然違っていて、安いキャットフードはケミカルな香りがします。
遺伝子組み換え作物使用の可能性
獣医さんには遺伝子組み換えは良くないと言われました。
日本では、遺伝子組み換えの栽培は行われていませんが、海外(主にアメリカ)ではトウモロコシ・大豆・米などが栽培されています。
日本はアメリカからこれらを輸入しているため、キャットフードに使用されている可能性があります。
安心安全なキャットフードの選び方まとめ
- 欧米の基準をクリアしたフード
- 第1原材料が動物性タンパク質のフード
- 人工添加物や遺伝子組換えを使用していないフード