今回は、ホームセンター「カインズ」のキャットフードの口コミ(評判)や安全性をチェックしてみました。
結論から言うと、以下の2つは、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準を満たしたコスパ最強のキャットフードでした。
安価で安全なキャットフードを探している人にオススメです。
- カインズ「Pet’sOne(ペッツワン)」とは
- カインズのキャットフードの特徴
- カインズのキャットフードはグレインフリーではない
- カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の基本情報
- カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の原材料
- カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の成分
- カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の1日の給与量
- カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」は保存容器必須
- カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の口コミ
- カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の基本情報
- カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の原材料
- カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の成分
- カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の口コミ
- カインズ キャットフードのメリット
- カインズ キャットフードのデメリット
- まとめ
- よろしかったらこちらの記事もどうぞ
カインズ「Pet’sOne(ペッツワン)」とは
「Pet’sOne(ペッツワン)」は、カインズが展開するペット用品を扱うオリジナルブランドです。
猫用品だと、キャットフード(ドライ/ウェット/おやつ)・猫砂・ペットシート・消臭袋・消臭スプレー・ウェットティッシュ・爪とぎ・爪切り・キャリーケースなど幅広く取り扱っています。
個人的にオススメの猫用品は、キャットフード・猫砂・消臭袋です。
ペット用品以外には、ペットショップ・動物病院・トリミングサービス・ペットホテルなども運営しています。
カインズのキャットフードの特徴
カインズのキャットフードのポイントを3つご紹介します。
コスパ最強で多頭飼いに嬉しい
- まぐろ味とチキン味 12kg:2,680円(223円/kg)
- お魚とチキン味 8kg:2,280円(285円/kg)
今回ご紹介するカインズの2種類のキャットフードは、調べた中で最強のコストパフォーマンスになっています。
近年、キャットフードの値上げラッシュにより、フードを見直す人も出てきていると思います。
カインズのキャットフードは、お財布に優しい価格帯になっています。
(価格は2024年9月7日時点の公式サイトのものです)
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリア
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」という本の著者でミュンヘン大学獣医学部で博士号を取得された獣医師の壱岐田鶴子さんがこの本の中で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になると書いてありました。
「Pet’sOne」のドライフードは数種類あるのですが、そのうちの2種類がAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしていました。
もしかすると他のキャットフードもAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしているのかもしれませんが、パッケージの裏面に記載されているのを確認できたのは2種類だけでした。
ただ安いだけのキャットフードはたくさんありますが、、カインズのキャットフードは、猫の健康を重視しつつ、価格も抑えた商品になっています。
便や尿の臭いを軽減するユッカ抽出エキス配合
ご紹介する2種類のキャットフードには、便や尿のニオイを軽減するため、ニオイの原因物質を吸着するユッカ抽出エキスが配合されています。
ユッカ抽出エキスは、以下の高級キャットフードにも使用されています。
カインズのキャットフードはグレインフリーではない
現時点で、カインズの自社ブランド「Pet’sOne」にはグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードは販売されていないようです。
格安のグレインフリーを探している人は、コストコのプライベートブランド「カークランド サーモン・ポテト 8kg」がオススメです。
カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の基本情報
・商品名:Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg
・原産国:タイ
・対象年齢:全成長段階用
・内容量:12kg
・販売価格:2,680円(223円/kg)
・販売元:株式会社カインズ
「まぐろ味とチキン味 12kg」は、大容量なので、複数猫を飼っている家庭にオススメです。
激安キャットフードは着色料が使用されていることが多いですが、こちらのフードは無香料・無着色なので自然な色に仕上がっています。
開封後は1ヶ月以内で使い切ることが推奨されています。
大袋入りで小分けになっていないので、開封後は酸化防止のため保存容器へ移すことで美味しさを保つことができます。
カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の原材料
糟糠類(米糠・ふすま)、豆類(大豆ミール)、でん粉類(タピオカ)、コーングルテンミール、肉類(チキンミール)、油脂類、魚介類(まぐろミール)、ユッカ抽出エキス、ミネラル類(Ca・Na・Fe・Zn・Cu・Mn・K・Cl・I・Ca・Se)、アミノ酸類(DL-メチオニン・タウリン)、ビタミン類(A・D・E・K・B1・B2・ナイアシン・パントテン酸・B6・B12・葉酸・ビオチン・C・コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物)
第1原材料は糟糠類
「まぐろ味とチキン味 12kg」の第1原材料から第3原材料は以下のようになっています。
- 第1原材料:糟糠類(米糠・ふすま)
- 第2原材料:豆類(大豆ミール)
- 第3原材料:でん粉類(タピオカ)
糟糠類とは、「糟糠の妻(そうこうのつま)」で使用されている「糟糠」と同じで、酒かすと米ぬかのことを意味するようです。
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」で、原材料名は使用量の多い順に記載されていて、そして、第1原材料が穀物ではなく、動物性タンパク質で何のお肉かお魚か記載してあると安心できるとありました。
残念ながら「まぐろ味とチキン味 12kg」は、動物性タンパク質が使用されていませんが、安価なフードなのでこの点は仕方がないですね。
カインズより若干値段はアップしますが、コストコだと第1原材料が動物性タンパク質になっています。(コストコは1kgあたり300円台から500円台)
関連:
【レビュー】コストコのキャットフード「カークランド ヘルシーウェイト9kg」【安価で大容量】
【レビュー】コストコのキャットフード「カークランド サーモン・ポテト 8kg」【グレインフリー】
原材料にある「ミール」って何?
多くのメーカーの原材料に「チキンミール」といった感じで「ミール」が使用されています。
「まぐろ味とチキン味 12kg」にも、チキンミールやまぐろミールの記載があります。
「ミール」とは、粉末にしたもので、「ミール = 悪」ではありません。
それに「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になるとのことなので、そこまで神経質にならなくてもいいと思います。
カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の成分
たん白質 | 30.0%以上 |
脂質 | 9.0%以上 |
粗繊維 | 6.0%以下 |
灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.0%以上 |
リン | 0.8%以上 |
マグネシウム含有量(標準値) | 0.20% |
カロリー:350kcal/100g
尿路結石にならないために気をつけたいポイント
雄猫がかかりやすい病気のひとつに「下部尿路疾患」があります。
尿路結石の原因は以下の通りです。
過剰なミネラル摂取につながる食事
ミネラルは猫に必要なものです。しかし、一部のキャットフードに多く含まれるカルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル成分により、尿中で結晶が形成されることがあり、これが尿路結石の原因となります。
猫の下部尿路疾患について|ヒルズ
カルシウム・リン・マグネシウムの数値を確認しておくといいようです。
「まぐろ味とチキン味 12kg」は、すべて記載されていますね。
カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の1日の給与量
1日の給与量の目安は以下の通りです。
給与量はあくまでも目安なので猫の様子をみながら柔軟に対応してください。
「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の給与量もこちらと同じでした。
年齢 | 体重 | 1日の給与量 | 食事回数 |
---|---|---|---|
離乳 ~ 3ヶ月 | 0.5 ~ 1.0kg | 40 ~ 60g | 5回 |
3 ~ 5ヶ月 | 1,0 ~ 2.0kg | 60 ~ 80g | 3 ~ 4回 |
5 ~ 7ヶ月 | 2.0 ~ 3.0kg | 80 ~ 85g | 2 ~ 3回 |
7ヶ月 | 3.0 ~ 5.0kg | 60 ~ 85g | 1 ~ 2回 |
カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」は保存容器必須
「まぐろ味とチキン味 12kg」は、大袋に入っています。
開封後は1ヶ月以内で使い切るようにとパッケージ裏面に記載してあります。
キャットフードは開封後、徐々に参加していきます。
味が落ちると猫の食いつきも悪くなってしまうかもしれないので、大袋のまま保存するのはやめましょう。
保存する場合は、密閉できる容器(ガラス・パッキン付容器など)へ移して保管するのがオススメです。
容器へ移すのが面倒な場合は、アイリスオーヤマの大袋ごと保管できるキャットフードストッカー便利です。
カインズ「Pet’sOne キャットフード まぐろ味とチキン味 12kg」の口コミ
公式サイトのレビューでは満足度の高い購入者が多かったです。
良い口コミ
高コスパ
猫がたくさんいるので、こちらの商品にはずっとお世話になっています。猫たちもよく食べてくれます。
Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg|カインズ
うちの猫には合いました。
12歳のメス猫2匹ですが、残さず食べてくれます。コスパもよく家計には大変助かります。ただ小分けがあればいいかなと思います。
Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg|カインズ
多頭飼いには助かります
何年か前から購入させて頂いていますが、ここ数年の物価高でこの量と値段には助かります。普段食べている餌に混ぜても、単品でも問題なく食べました。特に吐く事もなかったです。
Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg|カインズ
イマイチな口コミ
予算の都合
コスパは良いですが、匂いが気になります。
Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg|カインズ
全然食べませんね タイ製
コメリオリジナル国産からお試し購入
Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg|カインズ
流浪猫10匹にあげましたが
全然食べません 全頭なので好みと言うより相当不味いのだと思います
処分に困りコメリと混ぜてあげました
カインズオリジナルの国産品は食べが良いですね 他店の東南アジア製もやはり食べません
カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の基本情報
・商品名:Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg
・原産国:タイ
・対象年齢:全成長段階用
・内容量:8kg(2kg×4袋)
・販売価格:2,280円(285円/kg)
・販売元:株式会社カインズ
「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」は、2kgずつの小袋入りになっているので、1匹~2匹しか飼っていない人でも購入しやすいです。
カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の原材料
豆類(大豆ミール)、でん粉類(タピオカ)、糟糠類(米糠・ふすま)、コーングルテンミール、穀類(とうもろこし)、油脂類、肉類(チキンミール)、魚介類(フィッシュミール・まぐろミール・フィッシュエキス)、糖類(フラクトオリゴ糖)、ユッカ抽出エキス、ミネラル類(Ca・P・Na・Fe・Zn・Cu・Mn・K・Cl・I・Ca・Se)、ビタミン類(A・D・E・K・B1・B2・ナイアシン・パントテン酸・B6・B12・葉酸・ビオチン・C・コリン)、アミノ酸類(DL-メチオニン・タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物)
第1原材料は豆類(大豆ミール)
- 第1原材料:豆類(大豆ミール)
- 第2原材料:でん粉類(タピオカ)
- 第3原材料:糟糠類(米糠・ふすま)
「お魚とチキン味 8kg」は、第7・第8原材料で肉類(チキンミール)、魚介類(フィッシュミール・まぐろミール・フィッシュエキス)が出てきます。
猫は肉食動物なので、第1原材料が動物性タンパク質であることが望ましいですが、この価格帯でそれを実現するのは不可能なので、このような配分になるのは仕方ありません。
カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の成分
たんぱく質 | 30.0%以上 |
脂質 | 9.0%以上 |
粗繊維 | 6.0%以下 |
灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.0%以上 |
リン | 0.8%以上 |
マグネシウム含有量(標準値) | 0.20% |
350kcal/100g
カインズ「Pet’sOne キャットフード お魚とチキン味 8kg」の口コミ
こちらは大袋入りですが、中で小分けになっているため、使いやすいという声が多かったです。
良い口コミ
コスパ
三匹の猫がいますがコスパが良いのと、2㎏の個別梱包になっていて使いやすいです
Pet’sOne キャットミール お魚とチキン味 8kg|カインズ
個包装がうれしい
大容量なのに、個包装が最高です。
Pet’sOne キャットミール お魚とチキン味 8kg|カインズ
食事の進み具合がすごい!
いつもは違うブランドのご飯をたべさせていましたが、これにしたらこれしかたべなくなりました。
Pet’sOne キャットミール お魚とチキン味 8kg|カインズ
イマイチな口コミ
キャットミール
あまり喜ばなかった!
Pet’sOne キャットミール お魚とチキン味 8kg|カインズ
いつも、甘っていてお腹がすいたので
しょうがなく食べていた感じ
カインズ キャットフードのメリット
- とにかく安い
- AAFCOの栄養基準を満たした安全なフード
- 「お魚とチキン味 8kg」は小分けになっている
カインズ キャットフードのデメリット
- 第1原材料が動物性タンパク質でない
- 「まぐろ味とチキン味 12kg」は保存容器が必要
まとめ
カインズ自社ブランドのキャットフードは、ただ安いだけでなく、安全性も考えられていることが分かりました。
今回ご紹介した2種類のキャットフードは、AAFCOの栄養基準を満たしていることが確認できましたが、それ以外の自社ブランド品はAAFCOの記載がなかったので、購入するときは間違わないよう注意が必要です。
原材料について色々思うところがある人もいるかもしれませんが、価格が価格なので、この値段だとこの品質が限界だと思います。
他のホームセンターでも、自社ブランドのキャットフードを販売しているところがありますが、欧米の基準を満たしているフードは、カインズしか確認できていません。
今回ご紹介した2種類のフードは貴重です。
キャットフードの価格高騰で安いフードを探している人はカインズの「Pet’sOne」を検討してみてはいかがでしょうか。
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