「カルカン」は、《ねこ、まっしぐら♪》でおなじみアメリカ マース社のキャットフードで、以前レビューした「アイムス」や「ニュートロ」も同社が取り扱っているブランドでした。
ホームセンターやドラッグストアーなど身近なお店や多くの通販サイトで取り扱っているので、この紫色のパッケージを目にしたことがある人は多いと思います。
パウチや缶に入ったウェットフードが有名ですがドライフードもあります。
こちらの記事ではカルカンのドライフードを画像と動画と一緒にご紹介します。
【カルカン/Kal Kan】下部尿路キャットフード 1.6kg
「Kal Kan下部尿路の健康維持用 お魚ミックス まぐろとかつお 1.6kg」です。
カルカンのキャットフードは、子猫用・成猫用・シニア猫用に分かれています。
ドライフードの種類は色々あるのですが、我が家は尿路結石になった雄猫がいるので、その他の雄猫もならないように下部尿路を選びました。
パッケージ裏面。
キャットフードの安全性について調べるときは、アメリカのキャットフードの場合は、「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があるかチェックしています。
以前レビューした「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」という獣医師の方が書かれた本で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になるとありました。
カルカン公式サイトやパッケージにAAFCOの記載があるか確認したところ見当たりませんでした。(見落としている可能性もあります)
同社が販売している「アイムス」や「ニュートロ」にはAAFCOの記載があったので、カルカンはAAFCOをクリアしていないのかなという印象を受けました。
しかし、パッケージ裏面には「カルカンは、ウォルサム研究所の獣医や栄養学チームが50年以上にわたって集めた多くの研究成果に基づいて開発されています。」とあります。
ウォルサムはペット先進国イギリスの研究所なので、最低限の品質は保たれていると予想します。
パッケージ横には原材料が記載されています。
【原材料】
穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、チキン等)、植物性タンパク、大豆、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス、まぐろエキス等)、家禽類、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、BHA、BHT)、着色料(赤102、青2、黄4、黄5)、pH調整剤、保存料(ソルビン酸K)【素材構成】
Amazon公式サイト「Kal Kan下部尿路の健康維持用 お魚ミックス まぐろとかつお 1.6kg」商品ページより
タンパク質:30.0%以上、脂質:10.0%以上、粗繊維:3.0%以下、灰分:9.0%以下、水分:12.0%以下
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」では、原材料名は使用量の多い順に記載されていて、そして、第1原材料が穀物ではなく、動物性タンパク質で何のお肉かお魚か記載していると安心できるとありました。
カルカンは「穀類(とうもろこし、小麦等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、チキン等)、植物性タンパク、大豆、油脂類(パーム油、大豆油等)、魚介類(かつおエキス、フィッシュエキス、まぐろエキス等) … etc」と、第1原材料は穀類で、第2原料が肉類となっています。
この点に関してはカルカンは価格が安いので、第1原料が穀類になってしまうのは仕方がないと感じます。
原産国はタイです。
400g x 4袋(合計1.6kg)
小分けにされたパッケージになっているので、キャットフードの鮮度が保たれますね。
キャットフードは丸く、色は濃いブラウンと黄土色の2種類のカリカリが混ざっています。
匂いは一般的なキャットフードに比べると弱いと感じました。
キャットフードの大きさは、大きいものは1cmぐらいで、小さいものは1cm弱といった感じです。
キャットフードストッカーにしている米びつに1袋(400g)入れてみました。
たっぷり入る容器なので2袋分入りますね。
関連:キャットフード(カリカリ)入れはどれがいい?おすすめ保存容器を比較(米びつ・oxo・100均・ニトリ)
感想
我が家の猫が食べているところを動画で撮影したので、よろしかったらご覧ください。
我が家の猫は気に入ったようで、美味しそうに食べていました。
色々な形をしたキャットフードを猫にあげてきましたが、カルカンのような丸く平べったいタイプが食べやすそうで、我が家の猫たちにはあっているように感じます。
キャットフードは、安いものから高いものまで色々試しましたが、安いキャットフードは見た目ですぐに分かります。
色が違うんですよね。人工的な色という感じまします。
カルカンの原材料を見てみると「着色料」が使用され、「アイムス」や「ニュートロ」には使用されていないので、やはり高いキャットフードは余分なものは入れないんでしょうね。
キャットフードの安全性は?
安価なキャットフードは安全性が気になりますよね。
私がキャットフードを選ぶ際は、獣医師の意見を参考に以下2点のいずれかをクリアしている商品を購入するようにしています。
- 海外ブランドのキャットフード
- AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしているか
詳細については以下のリンクよりご覧ください。
関連:キャットフードの選び方。獣医さんの意見を参考に、私の場合。
1.海外ブランドのキャットフード
我が家は国産の安いキャットフードを猫にあげていたため、雄猫が尿路結石になってしまいました。
キャットフードを食べて病気になるというのは、おかしなことですが、その時、動物病院の先生に、欧米ではペットフードに関する法律があるようですが、日本はまだ不十分らしく、安心&安全な原材料が使用されているか分からないとのことでした。
ちなみに我が家が通っている動物病院の先生のオススメは「ヒルズ」と「ウォルサム」のキャットフードでした。
ヒルズ「サイエンスダイエット 1.8kg」の価格を確認したところ、ネットだと安いところで1,800円ぐらいで販売されています。
このぐらいの価格が安全性の目安になるかなと。
カルカンは海外ブランドという点ではクリアしていますが安さが気になります。
2.AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしているか
キャットフードの安全性について調べるとき、アメリカのキャットフードの場合は、「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があるかチェックしています。
以前レビューした「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」という獣医師の方が書かれた本で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になるとありました。
公式サイトやパッケージにAAFCOの記載があるか確認したところ見当たりませんでした。(見落としている可能性もありますが)
同社が販売している「アイムス」や「ニュートロ」にはパッケージにAAFCOの記載があったので、カルカンはAAFCOをクリアしていないのかなという印象を受けました。
関連:【レビュー】「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」を読めばキャットフードの選び方が分かる
カルカンはこんな人にオススメ
- 価格を優先したい人
- 多頭飼いをしている人
- ペット先進国 欧米系ブランドで低価格フードを探している人
カルカンは欧米系のキャットフードで低価格商品を探している人に向いています。
価格が安いので、価格が高めのキャットフードに比べると安全性が低下してしまうのは仕方ありません。
価格が価格ですから期待しすぎないようにしましょう。
カルカンは、ウォルサム研究所の獣医や栄養学チームが50年以上にわたって集めた多くの研究成果に基づいて開発されており、実績があるペットフードの会社です。
その会社が作った低価格で実現できるキャットフードといったところでしょうかね。