
キャットフードを選ぶとき、「できるだけ安く、コスパ良く買いたい」と考える人は多いですよね。
しかし、大容量で安いフードの中には、原材料や添加物に不安があるものもあり、安さだけで選ぶのはおすすめできません。大切なのは、コスパと安全性のバランスです。
こちらでは、大容量でコスパが良く安全性にも配慮されたキャットフードを厳選してご紹介します。
キャットフードで「コスパ最強」とは?失敗しない考え方
キャットフードのコスパは、価格の安さだけで判断すると失敗しやすいポイントです。
本当にコスパが良いのは、「価格」と「品質」のバランスが取れ、結果的に無駄な出費を減らせるフード。
こちらでは、失敗しないコスパの考え方を分かりやすく解説します。
1kgあたりの価格で比較するのが基本
キャットフードの価格は、内容量によって大きく変わります。 そのため、「1袋あたりの価格」ではなく1kgあたりの価格で比較するのが基本です。
例えば、
- 500gで1,000円 → 1kgあたり2,000円
- 2kgで3,000円 → 1kgあたり1,500円
このように、大容量のほうが割安になるケースが多く、見た目の価格に惑わされずに判断できます。
特にコスパ重視の人は、大容量タイプを選ぶことで長期的な出費を抑えやすくなります。 ただし、開封後の劣化も考慮して「使い切れる量」を選ぶことも大切です。
食いつき・体調まで含めてコスパと考える
コスパを考えるうえで見落としがちなのが、「猫の食いつき」と「体調」です。
どれだけ安くても、
- 食べない(食いつきが悪い)
- 下痢や嘔吐など体調トラブルが出る
といった場合は、結果的に無駄な出費につながります。
逆に、多少価格が高くても
- しっかり食べてくれる
- 体調が安定する
- 便の状態や匂いが改善する
といったメリットがあれば、長期的にはコスパが良いと言えます。
つまりキャットフードのコスパは、 「価格」+「食いつき」+「健康維持」まで含めて判断することが重要です。
安すぎるフードに注意すべき理由
極端に安いキャットフードには、いくつか注意点があります。
代表的なのは以下のようなポイントです。
- 穀類中心で動物性タンパク質が少ない
- かさ増し原料が多く栄養効率が低い
- 着色料や香料などの添加物が多い場合がある
こうしたフードは一見安く見えても、
- 栄養不足で食事量が増える
- 体調不良のリスクが上がる
- 長期的に医療費がかかる可能性がある
といったデメリットにつながることがあります。
実際に、我が家でも安価な国産キャットフードで失敗した経験があります。
当時、3kgで900円ほどの国産フードを与えていたところ、雄猫が尿路結石になってしまいました。
受診した際、獣医師からは「安価な国産フードが原因の可能性が高い」と指摘され、キャットフードを見直すことに。
その際、「ペットフードの基準や品質管理がしっかりしているメーカーを選ぶことが大切」とアドバイスを受けました。
もちろん、すべての安価なフードが悪いわけではありませんが、価格だけで選ぶのではなく、原材料や品質にも目を向けることが重要だと実感しています。
安くても安全性を重視
安全性に関しては、欧米の基準をクリアしているかどうかを判断基準にしました。
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」という本の著者でミュンヘン大学獣医学部で博士号を取得された獣医師の壱岐田鶴子さんがこの本の中で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になると書いてありました。
「カインズ」と「コストコ」のキャットフードは「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の基準をクリアしていました。
コスパ最強!大容量で安全なキャットフード5選
こちらでは、カインズのキャットフード2種類、コストコのキャットフード3種類をご紹介します。
販売価格は2024年9月5日時点の公式サイトのものです。
カインズ|Pet’sOne キャットミール まぐろ味とチキン味 12kg
- 価格:2,680円
- 1kgあたり:223円
- 対象年齢:全年齢
「Pet’sOne(ペッツワン)」は、カインズが展開するオリジナルのペットブランドです。
調べた中で安価でかつ安全なキャットフードはカインズが最強なのではないかと思います。
「まぐろ味とチキン味 12kg」の第1原材料は、「糟糠類(米糠・ふすま)」となっています。
残念ながらカインズのフードは第1原材料が動物性タンパク質になっていませんが、値段を考えると仕方がありませんね。
こちらのキャットフードには、便や尿の臭いを軽減するユッカ抽出エキスが配合されています。
Pet’sOneのドライフードは数種類あるのですが、すべての商品がAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリアしているわけではないようで、パッケージの裏面に記載されているものと記載されていないものがありました。
この価格帯でAAFCOの基準をクリアしているキャットフードは非常に珍しいと思いました。
こちらのキャットフードは小分けになっていないので保存容器を用意する必要があります。
多頭飼いしている人や保護猫活動をしている人にも嬉しい価格帯です。
カインズ|Pet’sOne キャットミール お魚とチキン味 8kg
- 価格:2,280円
- 1kgあたり:285円
- 対象年齢:全年齢
こちらもカインズのキャットフードです。
先程ご紹介した「まぐろ味とチキン味 12kg」より値段は若干アップしていますが、それでも1kgあたりの価格は300円を切っています。
「お魚とチキン味 8kg」の第1原材料は、「豆類」となっています。
こちらも安価なため残念ながら第1原材料が動物性タンパク質になっていません。
8kgですが、2kg入りの小袋に入っているので、キャットフードの鮮度が保たれるので、多頭飼いでない人でも購入しやすいです。
先程の12kgのフードが飽きたらこちらを試してみるのも良いかもしれません。
▶ 購入レビュー:カインズのキャットフード「Pet’sOne お魚とチキン味 8kg」
コストコ|カークランド メンテナンスフォーミュラ 11kg
- 価格:4,098円
- 1kgあたり:373円
- 対象年齢:子猫・成猫
「カークランド」は、コストコが展開するプライベートブランドです。
「メンテナンスフォーミュラ」は、1kgあたり400円を切っています。
こちらは第1原材料が「鶏肉」になっています。
動物性タンパク質のキャットフードならコストコがオススメです。
コストコは会員制のスーパーなので年会費を払う必要があります。
会員になるほど利用するか分からない場合は、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどでコストコの商品を購入することができます。
価格は販売店によってバラバラで、実店舗より1,000 ~ 2,000円ぐらい高くなります。
コストコ|カークランド ヘルシーウェイト 9kg
- 価格:3,798円
- 1kgあたり:422円
- 対象年齢:成猫
「ヘルシーウェイト」は、コストの3種類あるキャットフードの中間の価格帯になります。
こちらも第1原材料が動物性タンパク質の「チキンミール」となっています。
コストコのキャットフードはすべて大袋入りで個包装になっていないので、保存容器を用意する必要があります。
▶ 購入レビュー:コストコのキャットフード「カークランド ヘルシーウェイト9kg」
コストコ|カークランド サーモン ポテト 8kg
- 価格:4,298円
- 1kgあたり:537円
- 対象年齢:子猫・成猫
こちらはコストコのグレインフリーのキャットフードです。
グレインフリーは通常のフードに比べ割高になっていますが、コストコはグレインフリーも購入しやすい価格帯になっています。
こちらは、第1原材料から第3原材料までが「ドライサーモン・サーモンミール・フィッシュミール」となっていて動物性タンパク質になっています。
フードの香りは強めで高級キャットフードに近かったです。
▶ 購入レビュー:コストコのキャットフード「カークランド サーモン・ポテト 8kg」
ただ安いキャットフードがダメな理由
近年、キャットフードの値上げが相次いでいて、安いフードを探している人も多いと思います。
安全性を無視して安さだけを重視していると逆にお金がかかってしまうことになります。
健康リスクの増加
以前、我が家は3kgで900円ぐらいの安い国産キャットフードをあげていたのですが、このフードが原因で雄猫が尿路結石になってしまいました。
そのとき獣医さんに言われたのが、原因は安い国産フードで、雄猫は雌猫に比べて尿道が細いらしく詰まりやすいとのことでした。
なぜ安い国産フードが良くないかというと、日本のペットフードはどんな原材料が使われているか分からないからと言われました。
欧米ではペットフードに関する法律があるようですが、日本はまだ不十分らしく、安心&安全な原材料が使用されているか分からないそうです。
日本のメーカーでも欧米基準をクリアしているフードであれば問題ありません。
病気になった猫用フードは高い
尿路結石は雄猫がなりやすい病気で、尿路結石になると専用の餌を食べさせる必要があるのですが、この餌が高いのです。
病気になった猫用のフードは「療法食」と呼ばれているのですが、我が家が買っている療法食はロイヤルカナンで、以前は、4kgで5,400円ぐらいだったのが、現在は価格が高騰して9,000円前後になりました。
このことから安さだけを重視すると健康リスクが増加し病院代や餌代で出費がかさみます。
低価格でも安全性をしっかり考えて猫の長期的な健康を考えたフード選びが重要です。
低品質の肉類を使用している可能性
安価なキャットフードは、コストを抑えるために「4Dミート」が使用されていることがあります。
4Dミートとは、Dead(死んだ)、Dying(死にかけの)、Diseased(病気の)、Disabled(障害のある)の4つの頭文字「D」で表される質の低い肉のことです。
この4Dミートは、人間の食品には適さないためペットフードに使用されますが、猫にとっても良くありません。
危険な添加物の使用の可能性
我が家がお世話になっている獣医さん曰く、日本のキャットフードは海外のものよりも美味しくできているらしく、日本のフードの方が猫の食いつきがいいとのことでした。
安いキャットフードは、低品質の肉が使用されているにもかかわらずナゼ食いつきがいいのかというと、様々な添加物を使用することで香りをごまかしているそうです。
安いキャットフードと高級キャットフードでは香りが全然違っていて、安いキャットフードはケミカルな香りがします。
遺伝子組み換え作物使用の可能性
お世話になっている獣医さんには、遺伝子組み換えは良くないと言われました。
日本では、遺伝子組み換えの栽培は行われていませんが、海外(主にアメリカ)ではトウモロコシ・大豆・米などが栽培されています。
日本はアメリカからこれらを輸入しているため、キャットフードに使用されている可能性があります。
安全でコスパの良いキャットフードの選び方
安心安全なキャットフードを選ぶ際のポイント3つまとめました。
欧米の基準をクリアしたフード
ペットフードに関しては残念ながら日本は後進国です。
こちらの記事でご紹介しているキャットフードの安全性に関しては、欧米の基準をクリアしているかどうかを判断基準にしています。
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」の本の著者でミュンヘン大学獣医学部で博士号を取得された獣医師の壱岐田鶴子さんがこの本の中で、市販のキャットフードを選ぶポイントとして「AAFCO(米国飼料検査官協会)」の記載があれば、人の食品に対しての規制と同じようなレベルの審査に合格しているので安心の目安になると書いてありました。
それから、我が家の雄猫が尿路結石になった際、獣医さんから「欧米メーカーのキャットフードを選んだほうが良い」とも言われました。
ヨーロッパには、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)というヨーロッパのペットフード製造に関するガイドラインを定めている機関があって、ペットフードの品質、安全性、規制の標準化を推進する役割を担っています。
AAFCOとFEDIAFは、どちらもほぼ同等の基準となっているので、欧米メーカーのキャットフードは安全ということになります。
第1原材料が動物性タンパク質のフード
「ネコの気持ちがわかる89の秘訣」で、原材料名は使用量の多い順に記載されていて、そして、第1原材料が穀物ではなく、動物性タンパク質で何のお肉かお魚か記載してあると安心できるとありました。
本来、猫は肉食動物ですが、日本の猫は、日本人がお魚中心の食生活だったので、昔は人間が食べるご飯を与えていたことから、「猫 = 魚好き」というイメージになったと思われます。
第1原材料が動物性タンパク質になっているフードは値段が高い傾向にあります。
安価なフードの場合は、第1原材料を動物性タンパク質にするのは難しく、これは価格的に仕方ありません。
人工添加物や遺伝子組換えを使用していないフード
ペットフードに関する法規制が十分でない日本のフードには、香料・着色料・保存料・酸化防止剤・人工香料・遺伝子組換えなどが含まれていることがあります。
一方、プレミアムキャットフードは、猫にとって良くない人工的なものは使用せず、自然由来のものを使用している傾向にあります。
その分、値段は高くなってしまうのですが安心安全度はアップします。
グレインフリー(穀物不使用)について
我が家が通っている動物病院の先生に聞いてみたところ、「猫にアレルギーがなければそこまで気にする必要はない」とのことで、そこまで神経質にならなくてもよいのではといった感じでした。
先生曰く、カリカリを作る時に、つなぎの役目として穀物が使用されることもあるんじゃないかと。
あと遺伝子組換えの穀物が使用されているフードはやめたほうがいいとおっしゃっていました。
グレインフリー(穀物不使用)は、海外製のキャットフードに多く、近年では国産でも増えてきました。
これは猫はそもそも肉食で、炭水化物を多く含むキャットフードは猫の体の負担になるからというのが理由のようです。
大容量キャットフードのメリット・デメリット
大容量キャットフードはコスパ面で魅力がありますが、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。
購入後に後悔しないためにも、事前に両方をしっかりチェックしておきましょう。
メリット
- コスパ
- 買う手間が減る
大容量キャットフードの最大のメリットは、コスパの良さです。
内容量が多いほど1kgあたりの価格が安くなる傾向があるため、長期的に見ると出費を抑えやすくなります。 特に多頭飼いや消費ペースが早い家庭では、大きな節約につながります。
また、買い足す手間が減るのも大きなメリットです。
頻繁にフードを購入する必要がなくなるため、時間や手間の削減にもつながります。
デメリット
- 味が落ちる
- 猫が飽きる
- 保存問題
一方で、大容量ならではのデメリットもあります。
まず注意したいのが、開封後の品質劣化(味・香りの低下)です。
キャットフードは空気や湿気に触れることで酸化が進み、風味が落ちてしまいます。その結果、食いつきが悪くなるケースもあります。
次に、猫が途中で飽きてしまうリスクです。
最初は問題なく食べていても、途中で急に食べなくなることは珍しくありません。大容量の場合、食べ残しが増えると結果的にコスパが悪くなる可能性があります。
そして、保存管理が難しい点もデメリットです。
しっかり密閉しないと湿気や酸化の原因になり、品質の低下につながります。保存状態が悪いとフードの劣化や食いつき低下にもつながるため、対策は重要です。
▶ 密閉できる大容量フードストッカーのおすすめをチェックする
こんな人は大容量キャットフードがおすすめ
大容量キャットフードは、すべての人に向いているわけではありませんが、条件が合えばコスパ面で大きなメリットがあります。
ここでは、大容量フードがピッタリな人の特徴を分かりやすく解説します。
多頭飼い
猫を複数飼っている場合は、大容量キャットフードとの相性が抜群です。
1匹あたりの消費量が少なくても、頭数が増えればフードの減りは早くなります。 そのため、小分けタイプよりも大容量を選んだほうが、頻繁に買い足す手間も減り、コストも抑えやすくなります。
また、すぐに消費できる環境であれば、開封後の劣化リスクも抑えられるのがメリットです。
コスパ重視
とにかくコストを抑えたい人にも、大容量キャットフードは向いています。
一般的にキャットフードは、内容量が多いほど1kgあたりの価格が安くなる傾向があります。 そのため、同じフードでも大容量サイズを選ぶだけで、長期的な出費を抑えることが可能です。
特に継続して与えるものだからこそ、少しの差でも積み重なると大きな節約につながります。
同じフードを食べ続けられる猫
大容量キャットフードは、猫の食の好みに左右される点も重要です。
猫によっては途中で飽きてしまい急に食べなくなることもあります。そのため、「同じフードを問題なく食べ続けられる猫」であることが大前提です。
逆に、食いつきにムラがある猫や飽きやすい猫の場合は、小容量タイプやローテーションのほうが向いています。
まとめ
キャットフードのコスパは、「安さ」だけで判断するのではなく、価格・品質・食いつき・健康面まで含めて考えることが大切です。
特に大容量キャットフードは、
- 多頭飼い
- コスパ重視
- 同じフードを食べ続けられる猫
といった条件がそろっている場合に、コストを抑えやすくなる便利な選択肢です。
一方で、安すぎるフードや猫に合わないフードを選んでしまうと、結果的に無駄な出費につながることもあります。
今回解説したポイントを参考に、「長く安心して与えられるかどうか」を基準に選んでいきましょう。






