
「危険なキャットフードには、どんな特徴があるの?」「食べてはいけない原材料や添加物はある?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
キャットフードにはさまざまな原材料や添加物が使用されているため、原材料表示や添加物の種類、栄養バランスなどを確認して選ぶことが大切です。
こちらでは、注意したいキャットフードの特徴や原材料・添加物、選ぶときのポイントを分かりやすくご紹介します。
危険なキャットフードとは?

「危険なキャットフード」という明確な分類があるわけではありません。
一般的には、原材料の内容が分かりにくいものや、使用されている添加物が気になるもの、猫に必要な栄養バランスを満たしているか確認しにくいものなどが、注意したいキャットフードとして挙げられます。
また、国内の法令に沿って製造・販売されているキャットフードでも、使用されている原材料や添加物などを理由に「避けたい」「気になる」と考えられることがあります。
「安いから危険」「国産だから安全」といったイメージだけで判断せず、原材料・添加物・栄養基準などを総合的に見て選ぶことがポイントです。
次からは、注意したいキャットフードの特徴を具体的に見ていきます。
注意したいキャットフードの特徴

キャットフードにはさまざまな商品がありますが、中には購入前にチェックしておきたい特徴があります。
まずは、どのようなキャットフードに注意したいのか、主な特徴を簡単にまとめました。
- 原材料の内容が分かりにくい
- 香料・着色料が使用されている
- 保存料・酸化防止剤の種類を確認しにくい
- 栄養バランスを満たしているか分かりにくい
キャットフードで注意したい原材料・添加物

ここでは、キャットフードを選ぶ際に知っておきたい原材料・添加物について、具体的にご紹介します。
肉類・ミートミールなど原材料が分かりにくいもの
キャットフードでは、「肉類」「ミートミール」「家禽ミール」「副産物」などの動物性原材料が使用されることがあります。
これらが使用されているからといって、必ずしも品質が低いわけではありません。
問題なのは、「肉類」「ミートミール」といった表示だけでは、どの動物のどのような部位が使われているのかや、原材料の品質まで判断しにくいという点です。
原材料の内容を重視したい場合は、「チキン」「ターキー」「チキンミール」など、由来となる動物が具体的に表示されている商品を選ぶと安心です。
合成着色料
キャットフードには、「赤色○号」や「黄色○号」などの合成着色料が使用されている商品があります。
着色料は、フードの色を整えたり、見た目をよくしたりする目的などで使用されますが、猫にとって必要な栄養ではありません。
着色料を使用していない商品は、原材料や添加物にもこだわって作られているものが多く、低価格帯の商品と比べると価格が高めになる傾向があります。
多少価格が上がっても原材料にこだわりたい人は、着色料不使用の商品を選ぶと安心です。
BHA・BHTなどの酸化防止剤
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキンなどは、品質を保つ目的で使用される酸化防止剤です。
日本では基準の範囲内で使用が認められていますが、キャットフードの酸化防止剤が気になる人もいるでしょう。
酸化防止剤には、BHA・BHT以外にも、天然由来のミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物などを使用している商品があります。
合成酸化防止剤が気になる人は、こうした天然由来の酸化防止剤を使用したキャットフードを選ぶと安心です。
「危険」と言われるキャットフードの原材料は本当に危険?

インターネットでは、「ミートミールは危険」「穀物は猫に必要ない」「添加物が入っているフードは避けるべき」といった情報を見かけることがあります。
しかし、こうした原材料にはそれぞれ使用される理由や役割があります。
ここからは、「危険」と言われることがある原材料について、実際にはどのようなものなのか見ていきましょう。
穀物入り=危険とは限らない
猫は肉食動物ですが、穀物が使用されているキャットフード=危険というわけではありません。
キャットフードに使用される米やトウモロコシ、小麦などの穀物は、適切に加熱・加工することで、猫も消化できるようになります。
また、穀物は炭水化物源としてだけでなく、ドライフードの粒を形づくるための「つなぎ」としての役割もあります。
そのため、穀物の有無だけで判断するのではなく、肉や魚などの動物性原材料とのバランスや、フード全体の栄養設計にも注目して選びましょう。
添加物入り=危険とは限らない
キャットフードに使用される添加物には、さまざまな役割があります。
たとえば、栄養バランスを整えるために、ビタミン・ミネラル・タウリンなどが添加されることもあります。
そのため、「添加物が入っている=危険」と一括りにすることはできません。
一方で、着色料や香料など、猫に与えるうえで必要性が気になる添加物もあります。
添加物の名前だけでなく、何のために使用されているのかを見ることがポイントです。
国産=安全・海外産=危険とは限らない
「国産だから安全」「海外産だから危険」と、原産国だけでキャットフードの品質を判断することはできません。
むしろ、アメリカやヨーロッパでは日本より早くからペットフードに関する栄養基準やガイドラインが整備されており、AAFCOやFEDIAFなどを基準に作られたキャットフードが数多く販売されています。
日本でもペットフードに関する法律や基準は設けられていますが、「国産」という言葉だけにこだわらず、欧米メーカーのキャットフードも含めて幅広く比較してみるのがおすすめです。
「ヒューマングレード」だけで判断しない
「ヒューマングレード」と表示されたキャットフードを見かけることも増えています。
人間が食べられる品質の原材料を使用していることをアピールする際などに使われる言葉ですが、「ヒューマングレード」という言葉だけでキャットフード全体の品質を判断するのは避けましょう。
商品によっては、すべての原材料ではなく、一部の原材料についてヒューマングレードと説明している場合もあります。
また、「ヒューマングレード」という言葉の使われ方はメーカーによって異なることもあるため、どの原材料を指しているのか、公式サイトなどで詳しい説明を確認してみましょう。
猫にとって大切なのは、ヒューマングレードという言葉そのものよりも、毎日の主食として必要な栄養をきちんと摂取できるキャットフードであることです。
食べてはいけないキャットフードの実名リストはある?
「食べてはいけないキャットフードの商品名を知りたい」という人もいると思います。
過去には週刊誌などで、特定のペットフードを実名で取り上げ、原材料や添加物について問題提起した記事が掲載されたことがあります。
現在販売されている比較的安価なキャットフードの中にも、着色料や香料、BHA・BHTなど、気になる添加物が使用されている商品があります。
ただし、国内で販売されているキャットフードは関連する法令や基準のもとで流通しているため、当サイトでは特定の商品を実名で「危険」「食べてはいけない」と断定することは控えます。
大切なのは過去の実名リストだけで判断するのではなく、現在販売されている商品の原材料や添加物を確認し、自分が納得できるキャットフードを選ぶことです。
キャットフードを選ぶときに確認したいポイント

ここからは、キャットフード選びで確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
① AAFCO・FEDIAFなどの栄養基準を確認する
まず確認したいのが、AAFCOやFEDIAFなどの栄養基準に沿って作られているかです。
AAFCOはアメリカ、FEDIAFはヨーロッパでペットフードの栄養基準などを定めており、猫の健康維持に必要な栄養素の基準が設けられています。
これらの栄養基準への適合は、キャットフードを選ぶときの一つの目安になります。
パッケージやメーカー公式サイトなどで、どのような栄養基準に基づいて作られているのか確認してみましょう。
② 原材料表示が分かりやすいものを選ぶ
キャットフードを選ぶときは、何が使用されているのか分かりやすく表示されている商品がおすすめです。
たとえば、「肉類」とだけ記載されているものより、「チキン」「サーモン」など、使用されている原材料を具体的に確認できるほうが判断しやすくなります。
原材料について詳しく知りたい場合は、パッケージだけでなくメーカー公式サイトの商品情報も確認してみましょう。
③ 第1原材料に動物性原材料が使われているか確認する
猫は肉食動物なので、肉や魚などの動物性原材料がしっかり使用されているかも確認したいポイントです。
原材料は一般的に使用量の多い順に表示されているため、第1原材料を見ると、そのキャットフードに何が多く使用されているのか判断する目安になります。
チキンやターキー、サーモンなど、動物性原材料が第1原材料に使用されている商品を選ぶのも一つの方法です。
④ 添加物の種類と使用目的を確認する
キャットフードには、品質保持や栄養調整などを目的として、さまざまな添加物が使用されています。
そのため、単純に「添加物あり・なし」で判断するのではなく、どのような添加物が何のために使用されているのかを確認してみましょう。
特に、着色料や香料、酸化防止剤などが気になる場合は、使用されている種類まで確認すると選びやすくなります。
できるだけシンプルな原材料のキャットフードを選びたい人は、不要だと感じる添加物を使用していない商品から探すのもよいでしょう。
⑤ メーカーの品質管理体制を確認する
原材料だけでなく、どのような環境で製造・品質管理されているのかも確認しておきたいポイントです。
メーカーによっては、原材料の調達方法や製造工場、検査体制、トレーサビリティなどを公式サイトで公開しています。
HACCP(ハサップ)などの衛生管理の仕組みを取り入れているか、品質管理について具体的な情報を公開しているかなども、メーカーを比較するときの参考になります。
危険なキャットフードに関するよくある質問
危険なキャットフードについて、よくある疑問をまとめました。
安いキャットフードは危険?
格が安いからといって、必ずしも危険なキャットフードとは限りません。
手頃な価格でも、AAFCOやFEDIAFなどの栄養基準に沿って作られているキャットフードがあります。
手頃な価格でも栄養基準を満たした商品はあるため、価格だけで判断せず、内容にも目を向けて選ぶのがおすすめです。
ホームセンターのキャットフードは危険?
ホームセンターで販売されているから危険ということはありません。
ロイヤルカナンやヒルズ、ピュリナ ワンなどの定番ブランドだけでなく、ホームセンターのプライベートブランドにも栄養基準を満たした商品があります。
たとえば、カインズのペットフードのオリジナルブランド「Pet’sOne キャットミール」は、AAFCOの栄養基準を満たしている商品です。
そのため、販売されている場所や価格だけで判断せず、ホームセンターでも品質や栄養基準に注目すれば、選択肢を広げることができます。
食べてはいけないキャットフードの商品名は?
特定の商品名だけを見て「食べてはいけない」と判断するのはおすすめできません。
キャットフードはリニューアルによって原材料や成分、製造方法などが変更されることがあります。また、同じブランドでも商品によって原材料や栄養設計は異なります。
インターネットや雑誌などで過去に取り上げられた情報だけで判断するのではなく、現在販売されている商品の原材料・成分・栄養基準などを確認することが大切です。

